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日本初の高速IC直結「次世代物流施設」 自動運転トラックに対応

三菱地所は、高速道路ICに直結し、完全自動運転トラックなどに対応した「次世代基幹物流施設」の開発計画を、京都府城陽市東部丘陵地青谷先行整備地区(A街区)で開始した。同社が施行予定者として土地区画整理事業を実施し、2025年に新築建物着工、2026年に竣工予定。高速道路ICに直結した専用ランプウェイの整備を行なう物流施設の開発は日本初。

三大都市圏をつなぐ物流網である新名神高速道路の宇治田原IC(仮称)から、基幹物流施設に直結した専用ランプウェイを設置することで完全自動運転トラックや後続車無人隊列走行の受け入れを可能にするもの。これら次世代モビリティが高速道路から一般道に下りることなく利用できる物流施設を想定している。また、現在実用化されているダブル連結トラックの受入も可能にする予定。

計画地は、京都府の「新名神を活かす『高次人流・物流』構想」の中で、次世代型物流拠点として位置付けられている。物流IoT等の最先端技術に対応した中核物流拠点として広域幹線物流システムの整備を担い、物流業界の人手不足解消や配送効率の高い物流ネットワークの構築を目指す。

敷地面積は約119,000m2、延床面積は約277,000m2。ランプウェイの総延長は560m。