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オイシックス、商品が届かないトラブル。物流センター移転で混乱

オイシックスは、物流センター移行に伴うトラブルにより、商品の欠品や発送遅延などが発生していた状況について、現在の状況と今後の対応について発表した。

同社は、当初2024年に物流センターの大規模拡張を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大にともない、注文が急増したことで商品の発送遅延などが発生していたことから、当初の計画を前倒し2022年1月18日から移転した物流センターでの業務を開始していた。

しかし、計画や判断の甘さがあったとし、初日に大量の商品が想定していなかったタイミングで同時に入荷があり、受け入れが混乱。その影響で後続の作業も予定通り進まず、大量の欠品が発生したという。

また、混乱の影響はその他多くの工程にも波及し、実際の在庫とデータ上の在庫が一致しないといった事象が多数発生。出荷作業の前にスタッフ全員で手動により在庫整理と移動を行なってから出荷作業を行なっていた。これにより出荷の遅れや欠品、発送ができない自体が連日発生していたという。

現在は一時的に販売商品を絞り、問題の拡大を抑えつつ商品の棚卸しを実行。整理した状態で出荷体制を立て直す試みを行なっている。

同社は、今週中の正常化を目処に作業を行なっているが、依然不安定な状況が続いており、今週の受け取りについて不安な利用者にはキャンセルすることも呼びかけている。

同社では、「お客様にお応えしたいという思いで、前倒して物流センターの拡張を目指したものの、計画の甘さ、判断の甘さがあったと言わざるをえません。誠に申し訳ございません」と謝罪をしており、物流センターや販売商品の状況ついては、随時報告していく予定。

【追記】
オイシックスは、1月25日20時付ですべての出荷作業を完了したと発表。24日時点で発生していた、欠品、遅延、配送の見送りは解消し、25日は予定していたすべての出荷を完了したという(26日19時)