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マイナポイント第2弾、残りの1.5万円分は6月スタートに

マイナンバーカード取得者を対象とした、ポイント還元施策「マイナポイント事業」の第2弾の“残り”の15,000円分のポイント付与は6月頃からスタートする。20日の参議院本会議で岸田総理が言及し、金子総務大臣も21日に会見で説明した。

マイナポイント事業は、マイナンバーカードを取得して手続きをした人に対し、選択したキャッシュレス事業者のポイントを付与するというもの。

カード取得者向けの5,000円相当のポイント付与は1月から開始しているが、さらに「健康保険証」の登録で7,500円相当、「公金受取口座」の登録でも7,500円相当のポイントを付与。これらを合計すると、マイナポイント第2弾では最大で20,000円相当のポイントが付与されることになる。今回、健康保険証と公金受取口座登録によるマイナポイント申込の受付とポイント付与の開始時期が「6月頃」と公表された。

マイナンバーカードを健康保険証として使うために利用登録を行なうと7,500円相当のポイントを付与。すでに健康保険証として使うための登録・利用申込みを行なった人も対象となる。

さらに、公金受取口座の登録を行なうことでも7,500円相当のポイントを付与する。「公金受取口座の登録」とは、公的給付の迅速かつ確実な支給のため、預貯金口座の情報をマイナンバーとともにマイナポータルに登録し、申請者の添付書類を省いたり、行政の給付事務簡素化を図るもの。給付金支給等での活用も想定している。

これらにより、行政のデジタル化とマイナンバーカードの利用促進を図っていく。

マイナポイント第2弾の申込期間は、2023年2月末まで。第2弾の対象となるのは、今年9月末までにマイナンバーカードを申請した人となる。総務省では、まだマイナンバーカードを取得していない人に対し、早めの申請を呼びかけている。