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タイムズパーキング、精算機を使わずスマホだけで支払完了

タイムズ24は、「タイムズパーキング」において、精算機を使わずにスマホアプリだけで支払いが完結するサービスを1月18日から開始する。対応するタイムズパーキングは全国で約2,800件。順次拡大していくほか、2月1日以降はタイムズの駐車場検索サイトに対象の駐車場情報が反映されるようになる。

精算機に行くことなく、車内で精算が可能。天候が悪い時でも精算機の場所まで行って操作したり並んだりすることなく出庫できる。精算にかかる時間を約半分に短縮できるとするほか、非接触も実現する。

すでに提供しているスマホ向け「タイムズクラブアプリ」を利用。スマートフォンの位置情報を取得した上で、利用した駐車場を一覧から選択し、アプリに登録したクレジットカード(Visa、Mastercard)で駐車料金の決済を行なえる。

アプリ精算で出庫するデモ
スマートフォンの位置情報を取得した上で写真付きの一覧から選択。現在位置と駐車場が離れすぎていると精算できない
駐車した番号を選択
アプリに登録したクレジットカードで決済が完了。駐車した番号を間違えて精算した場合は、精算機の場合と同様に、24時間対応のコールセンターに電話して対応してもらう
決済が完了するとまもなくロック板が下がる
精算機に行くことなく車内でも精算が可能

タイムズパーキングは全国で約18,000件が稼働している。このうち今回の新サービスに対応するのは、自社開発したオリジナル精算機を設置している約2,800件となる。今後は、オリジナル精算機を設置する駐車場の標準サービスとして展開される。首都圏や関西圏の一部でテスト運用を実施していたが、好評だったことから全国展開を行なう。他社で開発された精算機を設置している駐車場については、需要をみて対応を検討していく方針。

自社開発のオリジナル精算機は、電子マネーに加えて精算機に自社アプリのQRコードをかざす方式の決済にすでに対応しており、これにスマホアプリ単体での決済も加わる形になる。オーナーにとっては、キャッシュレス化が進むことによる差別化や、現金の取り扱いなど管理コストの削減が見込めるとしている。

自社開発のオリジナル精算機