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LINE VOOM、「非公開」の友だちから投稿が見える不具合。約84万件

LINEは、動画プラットフォーム「LINE VOOM」において、「友だち」の公開範囲の設定が適切に機能しない不具合があったと発表した。「非公開」と設定した友だちの画面に投稿が表示された場合が約84万アカウント(海外を含めると111万)あるという。不具合は修正済み。

LINE VOOMは、LINEタイムラインをリニューアルして、'21年11月25日から提供を開始した動画プラットフォーム。不具合は、ユーザーがLINE VOOMでフォローしたい「友だち」を選択する「フォローの初期設定」の完了後に自動生成される「LINE友だち」という投稿の公開先リストに、LINEタイムラインでユーザーが任意で“非公開”設定した友だちが含まれるというもの。特定の友だちを「非公開」としたにも関わらず、その友だちから投稿が見えてしまっていたこととなる。

対象となる投稿は以下の通り。

  • LINEタイムラインで、公開範囲の設定を「友だち」としていた投稿
  • LINE VOOMで、「フォローの初期設定」前に公開範囲の設定を「友だち」としていた投稿
  • LINE VOOMで、「フォローの初期設定」後に公開範囲の設定を「LINE友だち」としていた投稿(ストーリー機能含む)

原因は、「LINEタイムラインからLINE VOOMへのシステム移行時の設定ミスによるもの」としている。なお、「ブロックした友だち」では問題は発生していない。

不具合は昨年11月25日のLINE VOOM提供開始後から発生し、12月28日に本格的に調査を開始。今年1月3日に原因を特定して暫定対応し、1月10~11日に不具合修正対応を完了した。

非公開と設定した「友だち」の画面に投稿が表示されたとアカウント数は、約84万。海外ユーザーを含めると約111万アカウントとなる。また、公開先リストの「LINE友だち」に非公開と設定した「友だち」が誤って含まれたアカウント数は約764万アカウント(海外を含めると約911万)。