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STORES 決済、Suicaの決済手数料を1.98%に引き下げ

STORESプラットフォームを運営するヘイは、お店のキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」において、交通系ICカードによる電子マネー決済利用時の決済手数料率を、10月13日より現状の3.24%から「業界最安水準」とする1.98%へと引き下げる。

STORES 決済は、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済(WeChat Payのみ)に対応した、お店向けのキャッシュレス決済サービス。今回手数料率引き下げを行なう電子マネーについては、交通系ICカード(Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)に対応している。Apple Pay、Google Payは、Suicaに紐づいている場合のみ利用できる。

専用の決済端末は通常19,800円で販売しており、10月29日まで「決済端末0円キャンペーン」を実施している。

手数料引き下げの背景には、コロナ禍で「キャッシュレス」「非接触」へのニーズがさらに高まっていることを挙げる。経済産業省は、「キャッシュレス・ビジョン 2018」において、2025年に向けてキャッシュレス決済比率を40%程度まで引き上げると目標を掲げているが、特に2020年以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で「非接触」が多く推奨されたこともあり、キャッシュレス決済比率は29.7%まで上昇したという。

STORES 決済の決済利用データにおいても、特に2021年以降、電子マネー決済が全体の決済に占める割合が上昇。特に、飲食店などの「グルメ」カテゴリにおいては、2020年4月から6月期と比較して、180%上昇しているという。

一方で導入するお店にとってキャッシュレス決済は、「決済手数料が高そう」「専用の端末が高価」「導入手続きが大変そう」というイメージを持たれれているとする。

これらに対し、手数料率引き下げや決済端末0円キャンペーンによりコストに関する課題解決、サポートスタッフの強化による導入手続きの課題解決を目指す。