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オールバンクのスマホ決済「Bank Pay」本格始動

日本電子決済推進機構が2019年10月に開始した「Bank Pay(バンクペイ)」は、取扱金融機関が33行、利用可能な加盟店は13万カ所以上に拡大した。これを受けBank Payを「本格始動」とし、さらなる利用シーンでの拡大を目指す。登録できる金融機関は、2021年中には127金融機関まで拡大する予定。

Bank Payは、コンビニなどの全国チェーンの大手加盟店でも利用できるほか、企業のオリジナルアプリとも連携。小売・外食チェーンなど、企業が提供するオリジナルのスマホアプリにBank Payの決済機能を取り込み、口座から即時引き落としでの支払いやチャージが行なえ、店頭やECサイトでの決済にBank Payを利用できる。具体的には、「TOYOTA Wallet」や「UNIQLO Pay(ユニクロペイ)」などのサービスで活用されている。

さらなる加盟店の拡大を進めるとともに、キャンペーンの実施も計画。また、取扱金融機関の拡大も予定している。

10月5日時点の加盟店

Bank Payアプリの機能強化も図っており、セキュリティ強化の一環として、 本人確認(eKYC)機能を追加。今後は、請求書払い機能なども追加予定としている。

Bank Payは、金融機関が加盟する日本電子決済推進機構が提供し、「オールバンク」で取り組むスマホ決済サービス。金融機関の口座と紐づけて利用するため、利用代金の事前チャージが不要で、口座から即時に引き落とされる。アプリで加盟店側のQRコードを読み取る方式(MPM)とPOSレジ等で利用者アプリのQRコードを読み取る方式(CPM)の両サービスに対応する。