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新Surface登場。2画面スマホ「Duo 2」や3スタイルの「Laptop Studio」

Microsoftは22日(米国時間)、新デバイスやWindows 11について紹介する「Microsoft Fall 2021 Event」を開催し、「Surface Pro 8」や新しい2画面スマートフォン「Surface Duo 2」、3つのスタイルを切り替えられる「Surface Laptop Studio」など8製品を発表した。

いずれも10月5日のWindows 11公開にあわせて提供予定で、ソフトウェアとクリエイションとイノベーションの“キャンバス”としてのハードウェア「Surface」の登場を強調した。

主な新製品は以下の通り。
・Surface Duo 2
・Surface Laptop Studio
・Surface Pro 8
・Surface Slim Pen 2
・Surface Go 3
・Surface Pro X
・Microsoft Ocean Plastic Mouse
・Surface Adaptive Kit

詳細はPC Watchで紹介しているが、ここでは各製品の特徴をかんたんにまとめた。

Surface Duo 2

2画面Androidスマートフォンとなる「Surface Duo 2」が登場。ディスプレイは5.8型/1,344x1,892ドットのAMOLEDが2つで、開くと8.3型/2,688x1,892ドットとなる。リフレッシュレートは90Hzで明るさは最大800nit。

それぞれの画面に2つのアプリを開いて表示し、コンテンツの比較、コピー、貼り付けを簡単に行なえるほか、対応アプリはを自動的に両画面に表示。見開きのように使える。2画面を使ったゲームやエンターテインメント体験、マップなどの操作なども行なえる。

カメラはトリプルで、広角撮影や4K動画にも対応。CPUはSnapdragon 888で、メモリは8GB、ストレージは最大512GB。ペンでの操作にも対応する。最大15.5時間のローカル ビデオ再生に対応。開いたときの外形寸法は145.2×184.5×5.5mmで、重量は284g。日本も発売予定国に入っており、2022年の前半発売。価格は1,499.99ドルから。

異色の2画面Android端末「Surface Duo 2」

Surface Laptop Studio

Surface Laptop Studioは、「ノートPCの新しい形」として提案。360度ディスプレイが回転する「ダイナミック・ウーブン・ヒンジ」により、3つのモードに使い方を切り替えられる。

ラップトップモードは一般的なノートPCの使い方。ステージモードは、ディスプレイ前に出して、タッチパッドやタッチやペンなどで操作するモードで、動画コンテンツ再生やゲーム、プレゼンテーションなどのシーンで活用できる。

スタジオモードはタブレット的にキーボード無しでタッチやペンなどでクリエイティブな作業を行なうモードとなる。

14.4型のPixelSenseタッチスクリーンディスプレイ、第11世代インテルCore H35プロセッサーとNVIDIA GeForce RTXを搭載する。価格は1,599.99ドルから。

Microsoftから高性能な「Surface Laptop Studio」

Surfece Pro 8

2-in-1のSurface Proがアップデート。Surface Pro 8は、第11世代インテル Coreプロセッサーと2つのThunderbolt 4ポートを搭載。Pro 7と比較して2倍以上の速度を実現し、Windows 11、最大16時間のバッテリー駆動時間などを実現する。

ディスプレイは13型のPixelSenseタッチスクリーンでリフレッシュレートは120Hz対応。HDRのDolby Visionをサポートする。5メガピクセルのフロントカメラ、4Kリアカメラ、Dolby Atmosサウンド、デュアルスタジオマイクなども搭載する。

キーボードも新しい「Surface Pro Signature Keyboard」に刷新。Surface Slim Pen 2の収納と充電機能を備えている。価格は1,099.99ドル。

Surface Pro 8登場。キーボード変更/新ペン。Thunderbolt 4対応

Surface Slim Pen 2

Surface Slim Pen 2は、内蔵された触覚(ハプティック)モーターの動作により自然な感覚でメモや絵を描くことができる新しいペン。Surface Pro 8とSurface Laptop Studioに搭載されているMicrosoft G6プロセッサとの組み合わせで動作する。

Microsoft 365アプリケーションで円を描いて選択したり、Adobe Frescoでイラストを描く時などにも自然なフィードバックを提供。Surface Laptop Studioにマグネットで取り付けたり、Surface Pro Signature Keyboardに収納し、充電できる。価格は129.99ドル。

Microsoft、触覚信号で紙の書き心地を再現するSurface Slim Pen 2

Surface Go 3

シリーズで最もポータブル向けとなる「Surface Go 3」は、ラップトップ利用とタッチやデジタルペンによるタブレット的な利用にも対応。Windows 11に最適化している。

1080pカメラ、スタジオマイク、Dolby Audio、10.5型のタッチディスプレイを搭載し、Wi-Fiモデルの価格は399.99ドルから。LTEモデルは数カ月後に発売予定。

Microsoft、CPU強化の「Surface Go 3」。Wi-Fiモデル「Surface Pro X」

Surface Pro X

CPUにMicrosoft SQ2 ARMシリコンを搭載した「Surface Pro X」には、Wi-Fi専用モデルを追加。また、Windows 11にあわせて、より多くのアプリケーションに対応。Microsoft TeamsやOfficeなどのアプリもARM向けに最適化され、Adobe PhotoshopやLightroomなども利用できる。価格は価格は899.99ドル。

Microsoft Ocean Plastic Mouse

海や水路から回収した海洋プラスチックを20%リサイクルした高品質の樹脂を採用した「オーシャンプラスチックマウス」。Microsoftの環境への取り組みの一環として展開する。価格は24.99ドル。

Surface Adaptive Kit

Surface Adaptive Kitは、キーボードやポートに貼って、デバイスを見つけやすくしたり開けやすくするためのシール。シール表面に凹凸が設けられていることから、キーを見なくても位置が確認でき、障害がある人にとっての使いやすさも改善できるという。

Microsoft、触覚信号で紙の書き心地を再現するSurface Slim Pen 2