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一旦停止の簡易ETC「ワンストップ型ETC」、神奈川の有料道路で導入実験

神奈川県道路公社や首都高速道路、カード会社、ETC関連の計9社は、ETC非対応の有料道路でETCカードによる決済を実現する「ワンストップ型ETC」の導入に向け、本町山中有料道路にて2回目の社会実験を実施する。期間は10月22日~12月20日。参画するカード会社が計800名のモニターを募集する。神奈川県道路公社は、結果を踏まえて本格導入を検討していく。

ワンストップ型ETCは、料金所で一旦停止が必要なものの、比較的安価に導入できる料金所向けのETCカード決済システム。ネットワーク型ETC技術を使用し、決済のセキュリティも確保されるとしている。

地方道路公社では費用面に課題がありETCの導入が進んでおらず、今回のシステムを活用し、ETCカードによるキャッシュレス・タッチレス決済の本格導入を検討する。また同時に、料金所の処理能力向上や利用者の利便性向上も見込む。

神奈川県道路公社による第2回目の実験は、神奈川県の本町山中有料道路で実施される。モニター登録車は、ETCが有効な状態で進入、料金所で一旦停止すると、路側機によりカード情報が読み取られて通行料金を自動的に支払える。実験では上り下りそれぞれで左側のレーン(レーン1、レーン4)を利用する。

モニター登録車の通行レーン

モニター募集は、JCB、トヨタファイナンス、三井住友トラストクラブの3社は9月15日から、三菱UFJニコスは11月上旬から行なう。カード会社ごとに先着200名で、合計800名の募集。応募状況により募集人数は変更される場合がある。実験期間中、モニターに登録し本町山中有料道路を1回以上通行してアンケートに回答すると、「QUOカード Pay」1,000円分相当がプレゼントされる。

神奈川県道路公社では、実験結果を踏まえて、公社が管理する三浦縦貫道路など有料道路への本格導入を検討する。

なお、今回の実験が行なわれる本町山中有料道路は、現在は現金か回数券のみでの利用。2022年3月20日をもって料金徴収期間が満了し、翌21日0時からは無料開放される。