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PayPal、あと払いの「ペイディ」買収。3000億

PayPalは8日、あと払いサービス「ペイディ」を提供している株式会社Paidyを3,000億円(約27億ドル)で買収すると発表した。日本での越境EC事業や日本の決済市場で機能やサービスを拡充し、存在感をさらに高めていくという。2021年第4四半期に買収完了予定。

ペイディのブランド力やサービスと、PayPalのオンライン決済の専門知識、リソース、グローバル展開を組み合わせ、日本でのビジネス展開を強化していく。

Paidyが提供するあと払いサービス「ペイディ」は、日本の消費者がオンラインで商品を購入し、利用金額を翌月にまとめてコンビニエンスストアや銀行振込で支払えるサービス。Paidyでは独自の信用スコアを算出し、取引を引き受け、加盟店への支払いを保証。消費者が快適で安全なオンラインショッピングをできる環境を提供する。加盟店のコンバージョン率、平均注文額、リピート購入の向上などに寄与しているという。

Paidyのアカウント数は600万を超え、グローバルブランドやECモールとのパートナーシップを構築。また、「どこでもペイディ」の提供開始によりPayPalやその他のデジタルウォレットやQR決済との連携を実現し、オンラインや実店舗で利用できる加盟店を拡大している。

買収完了後もPaidyは、「ペイディ」ブランドのもと、これまでと変わらずビジネスを継続。Paidyの創業者で代表取締役会長のラッセル・カマー氏、杉江 陸CEOは引き続きPaidyの組織を率いていく。