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アシックス、シューズ3Dデータをオークションで販売。収益還元施策も

アシックスは、シューズの3Dデータとテクスチャーデータを制作し、NFT付きのデジタルデータとして限定数量をオークションで販売する。オークションの収益は今後提供されるプログラムを通じてアーティストに還元される。オークションはNFTマーケットプレイスのOpenSeaで行なわれ、入札にはイーサリアムを使用する。期間は7月16日~20日。

アシックスのデジタル市場への新たな取り組みの一環として展開されるオークション。最新モデルを含む9種類のシューズやサンダルなどのデジタルデータが、赤いカラーをまとった「SUNRISE RED NFTコレクション」として用意される。NFT付きの3Dモデルとテクスチャーデータとして提供され、落札者はアニメーションやアプリケーションで使用することが可能。データの唯一性を証明するNFTが付属することで、取引所を通じてほかのユーザーに売却もできる。

シューズの各モデルには、限定20個のLimited Editionと、1点のみでゴールドメタリックカラーのGold Editionが用意される。どちらのエディションも識別番号1番の最高額入札者に対し、特典として今後アーティストが制作するNFTがプレゼントされる。

アシックスは今後、デジタル分野のアーティストの育成やグローバルで活躍する場を提供するプログラム「アシックス・デジタルグッズ・アーティスト・イン・レジデンス プログラム」を設立する予定で、オークションの収益は同プログラムを通じてアーティストに還元していく。