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障害者用ICカード、関東の鉄道で2022年後半導入

2022年度後半を目処に、関東の鉄道事業者において「障害者用ICカード」を導入する。国土交通省は11日、赤羽大臣によるバリアフリーの取り組みに関する4つの大臣指示の内容を公表、障害者用ICカードやウェブによる障害者用乗車券・乗船券の予約・決済などが盛り込まれている。

大臣指示の内容は以下の4点。

  1. 障害者用ICカードの導入
  2. 特急車両における車椅子用フリースペースの導入
  3. ウェブによる乗車船券等の予約・決済の実現(マイナポータルとの連携を含む)
  4. 精神障害者割引の導入促進

障害者用ICカードについては、関東の鉄道事業者間において、2022年度後半の導入を目指すことで合意し、システム改修など実務的な検討に着手した。また、バスについても、関東圏での導入に向けて、議論を進めていく。

特急車両における車椅子用フリースペースの導入は、一部の新幹線などで進められているが、計画的に推進していく。

ウェブによる障害者用乗車船券等の予約・決済は、知的障害者の資格情報のマイナポータル連携も想定。精神障害者割引の導入促進とともに、具体的な方向や目標などを検討していく。