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熱中症危険度を1kmメッシュでピンポイント表示。ウェザーニュース

ウェザーニューズは、「ウェザーニュース」アプリ(iOS版、Android版)の熱中症情報をリニューアルし、1kmメッシュでの熱中症危険度情報配信を開始した。

1kmメッシュでWBGTを算出し、ユーザーの現在地の熱中症危険度を、ピンポイントで予報。解像度を細かくすることで、地形などを反映したより正確な予報が可能になる。WBGTとは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた暑さの厳しさを示す指標。

また、まだ暑さになれていない5月から6月と真夏とでは同じ気温でも熱中症のなりやすさは異なり、住んでいるエリアによっても暑さへの耐性は異なるが、従来の熱中症危険度のランク分けは1年中全国一律だった。これをWBGTと熱中症患者搬送者数との分析結果から独自に再設定し、時期やエリアに適した熱中症危険度の予報を可能とした。48時間先まで1時間ごとの予報と、週間熱中症予報も確認できる。

今年の夏(7月〜9月)の気温は、広範囲で平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になる見通し。さらに7月上旬から梅雨明けする地域が多く、梅雨明けが遅かった昨年や平年よりも暑い期間が長く、熱中症対策が必要な期間も長くなる見込みという。