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Apple Music、ロスレスオーディオ対応。追加料金なしで6月から

Appleは17日、音楽配信サービス「Apple Music」において、ロスレスオーディオや空間オーディオ(Spatial Audio)、Dolby Atmos対応を発表した。カタログ全体がロスレスオーディオで聴けるようになる。6月からApple Music利用者に追加料金なしで展開する。Apple Musicの価格は個人プランが月額980円、ファミリープランが月額1,480円。

ロスレスオーディオは、7,500万曲以上の楽曲が対応、「アーティストがスタジオで制作した品質」で再生可能としており、フォーマットはALAC(Apple Lossless Audio Codec)で、44.1kHz/16bitのCD品質から最大48KHz/24bitまでで、Appleデバイスでそのまま再生できる。

また、192kHz/24bitまでの“ハイレゾリューションロスレス”に対応。ハイレゾロスレスの再生には、USB DACなどが必要となる。

J.バルヴィン、グスターボ・ドゥダメル、アリアナ・グランデ、マルーン5、ケイシー・マスグレイヴス、ザ・ウィークエンドなど多くの楽曲がロスレスオーディオに対応する。なお、ロスレスオーディオは、Apple Musicの「設定」→「ミュージック」→「オーディオの質」でオンにできる。

また、Dolby Atmosに対応したSpatial Audio(空間オーディオ)をApple Musicに搭載。Apple Musicは、H1/W1チップを搭載したAirPodsとBeatsヘッドフォン、iPhone、iPad、およびMacの内蔵スピーカーで、Dolby Atmos楽曲を再生できる。また、Dolby Atmos対応のアルバムには、詳細ページにバッジが表示され、簡単に見つけられるようにする。スタート時には数千曲を用意し、順次追加していく。

「サブスクリプションの登録者は、選りすぐりの世界のトップアーティストたちや、ヒップホップ、カントリー、ラテン、ポップ、クラシックなどのあらゆるジャンルの音楽から、数千曲を空間オーディオで楽しむことができるようになる」としているほか、「さらに多くのアーティストが空間オーディオの体験に特化した音楽の制作を始めており、Apple Musicはアーティストやレーベルと協力してニューリリースや人気のカタログ作品を追加していく。同時に、Apple Musicとドルビーは、ミュージシャン、プロデューサー、ミキシングエンジニアがドルビーアトモスで簡単に曲作りができるように取り組んでいます」という。