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「LINEのiDeCo」スタート。LINE証券×野村證券

LINE証券は10日から、野村證券が運営する「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に加入できる「LINEのiDeCo」を提供開始した。

iDeCoは、個人が任意で加入する私的年金制度。掛金を積み立てながら、加入者自身が運用し、積み立て額とその運用益を60歳以降に給付金として受け取れる。iDeCoで積み立た掛金は、全額が所得控除の対象となるため、課税所得(税金が課される所得)を抑えられ、住民税と所得税の軽減という税制優遇メリットがある。

LINEのiDeCoの特徴は、すべての手続がオンラインで完結すること。書類を郵送する必要がなく、全てインターネット上で申込手続きできる。LINE証券の口座を持っている場合は、最短5分で加入申込が可能という。

運営管理機関は野村證券で、運営管理手数料は0円。ただし、国民年金基金連合会、および事務委託先の信託銀行の費用は発生する。低コストなインデックスファンドからアクティブファンドまでの商品ラインナップを提供する。

LINE証券は、スマートフォンに特化した投資サービスとして2019年8月にスタート。1株単位で取引ができる「いちかぶ(単元未満株)」、取引所取引(現物取引・信用取引)、投資信託、FX取引サービス「LINE FX」などを展開している。総口座数は2021年3月時点で60万口座。LINEのiDeCoは、野村證券との初の連携サービスとなる。