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「進路変更禁止」の注意喚起表示新設。黄色の矢羽根型

注意喚起表示の設置イメージ

警察庁は、「進路変更禁止」の交通規制が実施されていることを事前に注意喚起するための表示を新設する。

進路変更禁止の交通規制は、交差点の手前等において車両通行帯の境界部に設ける黄色実線の道路標示により実施している。新設される注意喚起表示では、進路変更禁止区間の手前で、黄色の矢羽根型で表示する。

目的は、運転者に対し事前に進路変更禁止の規制区間を知らせ、ゆとりを持って、進行を望む車両通行帯への進路変更を行なえるようにすること。

新設に向けては、1月から3月の期間、東京都内の2カ所の交差点で、矢羽根型とドット型の2パターンの注意喚起表示を試行設置。進路変更禁止の規制区間において進路変更を行なった車両の台数(平日の7時から19時)は、試行設置後、大幅に減少するという結果が得られた。

試行設置した表示
検証結果

いずれのパターンも注意喚起表示として一定の効果が認められたが、ドット型の設置費用は矢羽根型の約3.8倍で、またドット型は車両の走行部分にも施工されるため摩耗が懸念されることから、矢羽根型を法定外表示の標準仕様として設定した。