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M1搭載iPad Proや24インチiMacなどアップル春の新製品

アップルは21日、春の新製品イベントを開催し、M1チップを搭載した新iPad Proや7色の新iMac、リモコンやチップが進化した新Apple TV 4K、iPhoneから“探す”紛失防止タグ「AirTag」など多数の製品を発表した。

iPad Pro with M1登場

iPad Proは、MacBook Proで採用されたApple M1プロセッサーを搭載した新モデルで、11インチと12.9インチをラインナップ。価格は11インチが94,800円から、12.9インチが129,800円から。ストレージは128GB、256GB、512GB、1TB、2TBが選択可能で、5G対応のセルラーモデルも用意される。12.9インチのセルラーモデルは279,800円。

12.9インチモデルは、2,732×2,048ドットの「Liquid Retina XDR」ディスプレイを搭載。ミニLEDを10,000個以上使用し、2,500以上のローカルディミングゾーンに分割され、表示コンテンツごとに各ゾーンの輝度を調整する。ピーク輝度は1,600nit、コントラスト比は100万:1で、120Hz駆動のProMotionにも対応する。

11インチモデルは「Liquid Retina」ディスプレイ。ピーク輝度は600nitで、P3の広色域やTrue Tone、ProMotionなども採用している。解像度は2,388×1,668ドット。

カメラは、前面が1,200万画素センサーと122度の視野角を持つ超広角カメラを搭載。このカメラと機械学習を使って、ユーザーがフレームの中心から外れないように自動でパンを調整。ほかの人がビデオ通話に出入りすると、そのタイミングに合わせて拡大や縮小する。FaceTimeや様々なビデオ会議アプリに対応する。

背面は1,200万画素の広角カメラと、1,000万画素の超広角カメラ、LiDARスキャナによるカメラシステム。LiDARによるAR活用などに対応する。

Thunderbolt/USB 4ポートを装備し、外付けストレージやドック接続のほか、ディスプレイ出力に対応。Pro Display XDRに接続し、6Kのフル解像度を出力できる。

外形寸法と重量は、12.9インチモデルが280.6×214.9×6.4mm、682g(Wi-Fi)/684g(セルラー)。11インチモデルが247.6×178.5×5.9mm、466g(Wi-Fi)/468g(セルラー)。

M1搭載の新iPad Pro。12.9型はミニLEDディスプレイ

Apple、M1搭載「iPad Pro」。5G、Thunderbolt 3、XDR対応

5G対応、M1チップ搭載の新型「iPad Pro」発表

iMacもM1に。7色でスリムな新型

ディスプレイ一体型の「iMac」の新モデルは、24型液晶とApple M1チップを搭載した「24インチiMac」。5月後半より出荷開始で、価格は154,800円から199,800円。ブルー、グリーン、ピンク、シルバー、イエロー、オレンジ、パープルの7色のカラーバリエーションを用意する。

Apple M1チップの採用により、ディスプレイ部を狭額縁化しながら、本体も小型化。1080pのFaceTimeカメラや6つのスピーカーからなるサウンドシステムを搭載する。ディスプレイは24型/4,480×2,520ドット、輝度は500nit。P3の広色域に対応する。

21.5型iMacとの比較で、CPUパフォーマンスは85%向上、GPUは2倍高速化した。8Kの映像もフレーム落ちなくFinal Cut Proで作業できるという。メモリは8GB、ストレージは256GB~512GB。

接続端子は、Thunderbolt/USB 4ポート×2で、上位モデルではUSB 3.0×2とLANも装備する。Wi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応する。外形寸法は547×147×461mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.46~4.48kg。

Magic Keyboardは本体のカラーと共通化。中・上位モデルは、Touch IDとテンキーが着いたMagic Keyboardとなる。

紛失防止タグ「AirTag」

AirTagは、財布やバッグなどにつけて、忘れ物を防ぐ紛失防止タグ。4月30日より発売し、価格は3,800円。4個セットは12,800円。

「探す」アプリの「持ち物を探す」タブで、AirTagの内蔵スピーカーの音を出して、持ち物を探せる。また、「Hey Siri、お財布を探して」と声をかけて音を出すことも可能。ソファの下や隣の部屋など近くにあれば、音が鳴る方を探して見つけられる。

UWB技術に対応し、iPhone 11/12の場合、AirTagが近くにあると、iPhoneが「正確な場所を見つける」機能で、AirTagまでの距離と進む方向を表示。その場所に案内してくれる。

無くしてしまった場合は「紛失モード」にすると、ネットワーク上のデバイスがAirTagを検知した際に、自動で通知が届く。見つけてくれた人がNFC対応のスマートフォンをAirTagに軽く当てるだけで、紛失した人の連絡先情報を確認できるように設定することも可能。

Apple、紛失防止タグ「AirTag」。3800円でiPhoneに方向指示

Apple TV 4Kはテレビの画質調整

新しいApple TV 4Kは、A12 Bionicチップを搭載して処理能力を高めたほか、iPhoneと連携してテレビでの表示画質を高める機能を搭載する。5月下旬発売で、予約は4月30日から開始する。価格は21,800円(32GB)、23,800円(64GB)。

A12 Bionicにより、ハイフレームレートのHDR映像と、Dolby Visionをサポート。また、iPhone 12 Proで撮影した60fpsのDolby Vision映像を新Apple TV 4Kで再生するために、AirPlayの伝送も進化し、ハイフレームレート伝送に対応する。

さらに、映像制作者の意図した画質で映像作品を楽しむための機能も追加。テレビや機種ごとに異なる色味や画質の設定方法を、Apple TV 4KとiPhoneの連携により、解消する。

具体的には、iPhoneの光センサーを使用し、テレビの画面を測定。この測定データをもとに、Apple TVから出力する映像を自動的に調整することで、テレビ側の画質設定を操作せずに、正確な色やコントラスト表現を実現するという。リモコンはアルミ製のSiriRemote。テレビの電源操作にも対応する。

新Apple TV 4K、iPhoneセンサーでTV画質最適化

Apple TV×iPhoneのTV画質最適化、現行機種でも利用可能に

Podcast収益化やApple Cardの強化など

米国のみだがApple Cardも強化。5月から「Apple Card Familiy」を提供し、13歳以上の家族であれば、信用枠をシェアして使えるようになる。

また、iPhone 12とiPhone 12 miniには新色のパープルを追加した。価格はiPhone 12が94,380円から、iPhone 12 miniが82,280円から。

iPhone 12とiPhone 12 miniに、新色パープル

「iPhone 12/12 mini」新色のパープル30日発売

Apple Podcastも強化。iOS 14.5からアプリが刷新されるほか、5月からは番組の配信者がユーザーにサブスクリプションサービスを提供し、収益化できるようになる。各番組の月額は配信者が設定し、無料の試用版やサンプルエピソードも提供できる。

Apple Podcastが進化。5月からサブスク開始