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クレカが1日乗車券に。福岡市地下鉄が「Visaのタッチ決済」フリーきっぷ

Visaのタッチ決済を活用したデジタル企画切符の実証実験が、福岡市地下鉄にて4月16日から8月15日までの期間実施される。対象は「天神・博多間1日フリーきっぷ」で、Visaのタッチ決済を利用した1日フリー切符のようなデジタル企画切符の導入は日本初。

福岡市実証実験フルサポート事業の一環。同フリーきっぷでは、きっぷ購入で決済したタッチ決済対応のVisaカード、もしくは専用の販売サイトに表示されるQRコードを、駅係員がいる改札窓口の専用リーダーにかざすことで乗車できる。周辺の施設での特典も、同様の手順で利用可能。

ポスター等に掲示されているQRコードからもアクセスできる「きっぷ購入サイト」で購入。利用日当日に、きっぷ購入サイトにアクセスし、きっぷのアクティベート化(有効化)を行なうことで利用可能となる。天神・博多間1日フリーきっぷの対象駅は、天神・中洲川端・呉服町・祇園・博多の5駅で、料金は大人500円、小児250円。

福岡市地下鉄は、2022年度に七隈線の天神南駅~博多駅間のルートを開業予定で、それに先立ち天神~博多間の回遊需要を検証する。また、Visaのタッチ決済を活用した交通乗車スキームの実用化に向けた認知向上と課題検証、新たなきっぷ販売と利用モデルの実現、インバウンド観光客等を想定したストレスフリーに回遊できる乗車方法の実現に取り組む。

実証実験に関わる企業は、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、アクアビットスパイラルズ、QUADRAC、凸版印刷、福岡銀行、GMOペイメントゲートウェイ、GMOフィナンシャルゲート。