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IWC、紙の腕時計用ストラップ。ポルトギーゼなどで採用

ブルーの「TimberTex」ストラップを組み合わせた「ポルトギーゼ・オートマティック40」

IWCシャフハウゼンは、紙を素材とした新しい腕時計用のストラップ「TimberTex」を発表した。既存の「ポルトギーゼ」と「ポートフィノ」の合計4モデルが対応している。カラーはブルー、ブラウン、ブラックを展開する。

紙を素材とする「TimberTex」ストラップは、製造から製品の終わりまで、環境と社会への負荷を低減することを目指し開発された。素材の80%が天然の植物繊維で、使用するセルロースは、ヨーロッパの森林で生産されるFSC(森林管理協議会)認証を受けた木材から製造される。

製造はイタリアで行なわれ、伝統的な製紙技術を採用。着色には植物由来の染料が使われ、表面には不揃いが生じるため、一つとして同じものがないストラップに仕上がるという。製造には手作業を含む60以上の工程があり、快適性を高めるため再生マイクロファイバーが詰められるほか、再生糸を用いて職人の手で仕上げられる。

紙を素材とする「TimberTex」ストラップ
ブラックの「TimberTex」ストラップを組み合わせた「ポルトギーゼ・クロノグラフ」

ラグジュアリーな外観と柔らかくしなやかな質感を両立させた一方で、耐久性は極めて高く、高い防水性も備えた。社内外でテストを実施し、IWCのすべての品質基準を満たしているという。

「TimberTex」ストラップは現在、「ポルトギーゼ・クロノグラフ」「ポルトギーゼ・オートマティック40」「ポートフィノ・オートマティック」「ポートフィノ・クロノグラフ」の4モデルが対応している。

ブルーの「TimberTex」ストラップを組み合わせた「ポルトギーゼ・クロノグラフ」
裏側