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決済のSquareが高音質音楽配信のTIDALを買収

店舗向け決済サービスなどを展開する米Squareは4日(米国時間)、高音質な音楽配信サービスを展開するTIDALの株式の過半数を取得することで合意した。株式の取得金額は2億9,700万ドル(約319億円)。

TIDALは、CD品質(44.1kHz/16bit)を超える96kHz/24bitなどの高音質で、音楽ストリーミングサービスを世界各国で展開(日本では対象外)。また、アーティストへの還元を重視し、アーティストが経営に参画している点も特徴で、現在はラッパーのJAY-Zが関わっている。

JAY-Z(左)とジャック・ドーシー氏(右)

Squareは日本でも店舗向けの決済サービスなどを展開しているが、TIDALの株式取得により、同社の決済サービスをTIDALを通じ、ミュージシャンによるビジネス活用に展開。ミュージシャンの経済活動を支援していく。SquareのCEOで、TwitterのCEOでもあるジャック・ドーシー氏は、「音楽と経済は密接に関わっている。TIDALは、音楽、ミュージシャン、文化にとって最高のものでありつづける」とし、「Squareは販売者、個人のエコシステムを構築してきたが、それをアーティストにも拡大していく」と説明している。

JAY-Zも「TIDALは、アーティストをキャリアのサポートするプラットフォーム」言及。Squareとの関わりを強化していく。

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