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海外送金サービスのTransferwiseが「Wise」にブランド変更

海外送金サービスの「Transferwise」は22日、社名やサービス名を「Wise(ワイズ)」に変更した。ウェブサイトのWise.comを立ち上げ、3月に向けて順次Wiseブランドに切り替えていく。日本法人も近日の社名変更を予定している。

Transferwiseは2011年に個人の海外送金サービスとして創業。1,000万の法人、個人に対して、安く、便利な国際金融サービスを展開しており、毎月の海外送金取扱額は45億ポンド(約6,300億円)超。利用者は、銀行経由の送金と比較して、年間約10億ポンド(約1,400億円)を節約しているという。

Wiseのサービスは3つのブランドで展開する。

「Wise」は、さまざまな通貨を保有・両替できる国際的な口座。海外送金や海外での決済、55通貨での資金保有、9か国・地域の現地の口座情報の取得が可能(英ポンド、ユーロ、米ドル、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、ハンガリー・フォリント、シンガポール・ドル、カナダ・ドル、トルコ・リラ)。現在、30億ポンド(約5,200億円)以上がWise口座に保有され、口座に紐づくデビットカードは140万枚以上発行されている。

「Wise Business」は、世界中で利用できる法人口座。Wise口座のデータを自動で会計ソフトへ連携するバンクフィード機能、多数送金の一括振込、マルチユーザーアクセスなどの追加機能を備えている。

「Wise Platform」は、Monzo、GoCardless、Xeroなどの金融機関や企業に活用できるWiseの決済インフラ。金融機関や企業にWiseのAPIを提供し、より安く、より速い海外送金や国際金融サービスの実現を可能にする。Wise Platformは現在、4大陸10カ国の銀行で使用されている。