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マンションにトレーラーハウスの顔認証無人店舗「FACE MART」

NECソリューションイノベータ、ジョイフルサンアルファ、あなぶきハウジングサービスの3社は、長崎市の分譲マンション「アプローズ長崎南ベイサイドヒルズ壱番館」の敷地内にトレーラーハウスを設置し、居住者を対象とした顔認証技術による無人店舗「FACE MART」を10月31日より開店する。24時間365日営業。

マンションの共用部に無人店舗を出店することで、食から住へのダイレクトアプローチを行ない、居住者にとっての「第二の冷蔵庫」「第二のキッチン」の実現を目指す。また、社会問題化している買い物難民が生じないマンション管理サービスを目指す。

人に会うことなく日々の買い物を行なえることや、購入者をマンション入居者だけに限定すること、換気への配慮を行なうこと等、新型コロナウイルス感染症に対する不安を解消する一助にもなるとしている。

あなぶきハウジングサービスが管理受託している分譲マンションの敷地内に設置。長崎市などに14店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファがマーチャンダイジングや商品供給など運営面を担当。産直の野菜や果物などの商品も提供する。取り扱い品目は生鮮食料品、弁当・惣菜、飲料、日用雑貨等、約450品目。

また、マンション入居者に限定したクローズド型の特徴を活かし、利用者の声を反映することで、小規模ながら利用者の欲しいものがある品揃えを提供する。

システムとしては、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを利用。あなぶきハウジングサービスが提供するサービス「ハピット」のデジタルサイネージ・システムを利用した地域情報提供サービスも実装する。

3社はこれまで、分譲マンションの居住者に対し、マンションのエントランス内に無人店舗を開発。1年間の実証実験の後、8月30日に事業化していた。今回はより大型な多棟タイプのマンションに対応するため、エントランス内ではなく、敷地内にトレーラーハウスを設置する方式とした。