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都市の状況を可視化して観光需要回復へ。JCBとグルーヴノーツ「CaaS」

JCBとグルーヴノーツは、「City as a Service(CaaS)」のプラットフォーム構築に向けた実証実験を開始。購買統計データをもとにAIで解析を行ない、都市の状況を可視化する「都市ダッシュボード(仮称)」の提供に向けた準備を進める。

両社は、社会課題の解決に向けたデータの有効活用と都市の最適化を目的とした「CaaS」実現に向け、JCBの購買統計データ活用に関する基本合意書を3月に締結している。

都市ダッシュボードは、国内の観光需要回復の支援に努める自治体や地域活性化に取り組む事業者等において、地区の現状を客観的に正しく把握し、効果的な仮説立案や取組判断が行なえるというサービス。

購買統計データとその他データを組み合わせ、人はどこからどこに移動しているのか、どこで滞留(渋滞)が起きるのか、どこで何にお金が支払われているのかをとらえる。これらから、足りないものは何かというニーズをとらえ、どこに何があるべきなのかといった地域的機能配置を考える。

実証実験では、複数の都市の自治体や関係団体・事業者と協働し、活用方法の検証や提供機能のブラッシュアップ等を実施。都市ダッシュボードを用いたサービスの公開を目指す。