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JR西日本、新MaaSアプリ「WESTER」。全国経路検索やネット予約連携

JR西日本は、新たなMaaSアプリ「WESTER(ウェスター)」を24日から提供開始した。経路検索のほか、駅混雑度傾向の情報やネット予約などの機能をまとめたアプリで、対応スマートフォンはAndroid 6.0以上とiOS 11.0以上。

アプリを通じてJR西日本グループのサービスを提供。鉄道情報提供では、マイ駅登録や駅検索により、直近でやってくる列車の情報や周辺の列車走行位置情報などをワンタッチで確認できる。

経路検索では、日本全国の経路検索機能に加え、ネット予約(e5489やEXサービス)と連携し、スマートフォン1つで移動の計画と列車予約が行なえる。また、「マイ区間登録」により、日々よく使う経路をワンタッチで検索できる。

駅混雑度傾向情報は、マイ駅や現在地周辺駅等の平日、土休日別の混雑度傾向の情報が確認できる。また、行きたいスポットへの経路検索がスムーズにできるほか、観光型MaaS「setowa」に対応(9月28日から)し、せとうちへの旅行にも活用できる。駅近くで使えるクーポンを配信する「クーポン配信機能」も用意する。

あわせて、JR東日本とJR西日本は、両社のMaaS(Mobility as a Service)において、相互に連携することで合意。今後、「JR東日本アプリ」と「WESTER」などにおいて、両社で協力・連携してMaaSの取組みを進める。

具体的には、現在「JR 東日本アプリ」にて実証実験を行なっている「リアルタイム経路検索(列車の遅れを加味した経路検索)」について、2020年度内を目途にJR西日本の一部線区でも利用可能とし、「WESTER」でも検索可能となるよう検討を進める。