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万博記念公園に次世代型モビリティ。三井物産、パナソニックなど5社

三井物産、パナソニック、凸版印刷、博報堂、西日本旅客鉄道の5社は、万博記念公園マネジメント・パートナーズと共に、万博記念公園(大阪府吹田市)で、自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービスの実証試験「(仮称)EXPOオートライド&ガイド」を共同で実施する。日程は、10月23日から11月16日までの金、土、日、月、計16日。

小型自動運転EV(BOLDLYが提供する仏NAVYA製ARMA)に、パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載。透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや、多言語対応型アバターによるガイダンス映像を折り重ねて見ながら移動できる。これにより楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーション+エンターテイメント)を新たな移動体験型サービスとして提供する。

走行ルートは2通りで、日程毎に実施ルートは異なる。詳細は下記の通り。利用時にアンケートなどに答えれば乗車料金は無料。

  • パビリオンルート
    1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、そして2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティ。乗車時間は約20分。提供期間は、10月23日から10月26日と、11月13日から11月16日。
  • 日本庭園ルート
    公園内の日本庭園を題材とし、多言語対応型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで学べるエデュテイメントモビリティ。乗車時間は約30分。提供期間は10月30日から11月2日と、11月6日から11月9日。

乗車方法は、実施各日に同日分の整理券を配布する予定。詳細は10月5日に万博記念公園の公式ホームページ内「お知らせ」に掲載予定。

実証試験は当初、今年50周年となる1970年万博の開催期間に合わせ、9月の実施予定だったが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期。10月23日より実施することに決定した。

実証試験により、1970年万博や万博記念公園の持つ魅力や潜在価値を引き出し、万博記念公園の更なる活性化の実現可能性を検証しながら、サービスの実装を目指す。また、2025年大阪・関西万博の機運醸成に寄与することも目指している。