ニュース

電通がDX診断。企業のDX課題を数値で評価

電通と電通デジタルは、「Dentsu Digital Transformation診断」を9月から提供開始する。12月31日までは無償提供。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業に対し、事業全体のDX課題を抽出・数値化。市場内での自社の相対的なポジションを把握して、マーケティングDX課題に沿ったソリューションを診断結果に基づき提案し、DX推進を加速化・支援していく。

ここでいうDXとは、「デジタルを活用して、ビジネスモデル/マーケティングプロセス/組織を変革し、競争上の優位性を確立する活動」を指す。

デジタル化が進む社会では、企業のDX推進が加速しているが、DXのカバーする領域は広く、優先して取りかかるべき領域がわからないなど、多くの企業が課題を抱えているという。電通が実施した調査「マーケティングDX調査2020」によると、生活者を中心に捉え、データドリブンで顧客体験を提供・アップデートしている企業、つまり、生活者中心のマーケティングDXを推進している企業が成果を上げているという。

Dentsu Digital Transformation診断は、この調査結果を踏まえ、企業のマーケティングDXの課題を可視化。自社が取り組むべきアジェンダは何か、どう解決するかを明らかにすることを目的としたもの。

(1)顧客体験、(2)システム、(3)データ・人材、(4)組織・業務の4領域でのヒアリングを通じ、3視点(ビジョン、顧客志向性、DX進捗度)において偏差値化し、DX課題と生活者インサイトを結び付ける形で、マーケティングDXの具体的な課題解決ソリューションを提案していく。