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KDDI、雑誌や専門メディアと対話できる新AIサービス「バフミー」

KDDIは、出版・専門メディアと連携し、信頼性の高い情報と対話できるAIサービス「Buffmee」(バフミー)を開始した。無料プランと、月額980円のプレミアムプランが用意される。プレミアムプランは当面の間、申込みから1年間は無料で利用できるキャンペーンを実施する。

バフミーは、「あなたが成長するAI」をコンセプトに、書籍・雑誌・Webメディアなど約150のコンテンツを情報源として、必要な情報の検索から要点整理、学びや趣味の具体的な提案まで行なえる対話型AIサービス。ゲームなどのキャラクターの能力を強化する効果“バフ”を自分にかけるという意味でバフミーと名付けられた。

アプリの画面

各媒体のアイコンを選び、それぞれのトーク画面で質問する形式で、媒体から情報提供を受けた“専門家AI”が相談や質問に答える。出版物などの出典を明示しながら情報を提供することで、AIとのチャットにおける「この情報を信じて良いのか」という不安を軽減、「誰もが安心して知識を深掘りできる新しい学び・趣味体験を実現する」と謳う。

対象になるコンテンツは約150で、実用書・資格テキスト・業界誌、暮らし・お金・健康・趣味など、幅広いジャンルを用意。料理・暮らしの「オレンジページ」、資格学習の「宅建士 合格ナビ」、趣味・鉄道の「鉄道ファン」などのメディア・雑誌の情報を利用可能で、インプレスからはケータイ Watchが参画している。コンテンツは今後も拡大予定。音声で提供するポッドキャスト機能も用意されている。

利用にあたっては、まず媒体を選んで画面に入り、トーク画面で自由に質問する形になっている。誌面が存在するわけではなく、質問や相談を起点に誌面に掲載された情報を取り出す形。コンテンツ提供者側が情報を提供している場合は過去の出版物も対象になり、バックナンバーの歴史的な情報や希少な情報もバフミーのAIで活用できるようになる。専門的な指示(プロンプト)は不要で、「検索」「要約」など7つのボタンも用意されており、自分に合った使い方を選べる。

例えばオレンジページなら、試作済みの信頼できるレシピをAIで検索可能
オレンジページのトーク画面のイメージ
鉄道ファンのトーク画面のイメージ
各トーク画面では最大7つのボタンも利用可能

Web上とは構造が異なる出版物の情報をユーザーがカスタマイズして取り出すことが可能になり、KDDIはこれを「書籍や雑誌を読む体験をリデザインする」とも紹介、書籍や著者と会話するような体験になるとしている。

今後は「オンデマンドマガジン」のような機能も検討中。例えば、自分の住んでいる地域に近い店の情報だけをまとめられるといった内容。また、新たな出版物を最初からバフミーに対応させて「紙の本を読みながら不明点をバフミーで質問する」といった使い方も検討されている。このほか、アプリ版だけでなくWebサイト版の提供も検討中としている。

オンデマンドマガジンのコンセプト
今後の展開

なお、KDDIは2025年10月に、グーグル・クラウド・ジャパンとAIサービス関連の戦略的協業契約を締結しており、Google Cloudのプラットフォームを活用して「Buffmee」が開発された。

アプリはGoogle Play、App Storeで配信され、有料プランはそれぞれの課金システムを利用する形。auの課金体系とは切り離し、幅広いユーザーに向けて提供される。2026年度末までに100万ダウンロードが目標。コンテンツ提供者側とはトークの利用回数に応じたレベニューシェアの形をとる。

無料プランの制限は、トークの利用回数が1日100回まで、画像生成が1日10回まで。プレミアムプラン(月額980円)はどちらも無制限で、プレミアム限定コンテンツも用意される。