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台風10号は特別警報級に発達、奄美から西日本に上陸の恐れ

気象庁は、台風第10号が中心気圧930hPa以下、最大風速50m/s以上の特別警報級の勢力まで発達し、6日から7日にかけて、奄美地方から西日本にかけて接近または上陸する恐れがあるとし、早めの対策を呼び掛けている。

台風10号(ハイシェン)は気象庁発表によれば、9月2日12時時点で太平洋のマリアナ諸島付近に存在。中心気圧は990hPa、最大瞬間風速は35m/sで、西方向に時速15kmで進んでいる。

気象庁によれば、台風の予報にはまだ幅があるものの、台風が接近する地域では、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となる恐れがあり最大級の警戒が必要とし、週末を迎える前に台風への備えを終わらせるよう呼び掛けている。

各地の気象台の発表する早期注意情報や警報・注意報などの気象情報に留意し、風雨が強まるタイミングを市町村毎に発表される警報・注意報で確認するよう注意喚起している。あわせて注意点や備えについて、暴風、高波・高潮、大雨に関する情報を提供。

暴風については、平均風速35m/s、おおよその瞬間風速50m/sを超えると、走行中のトラックの横転、外装材の飛散、樹木・電柱・ブロック塀の倒壊などの可能性があるという。暴風が吹き始めてからの屋外での行動は命に危険が及ぶため、風雨が強まる前の早めのタイミングでの対応を呼び掛ける。

高波・高潮については高潮で潮位が高くなっている時はむやみに海岸には近付かないこと、大雨についてはハザードマップ等による土砂災害警戒区域や浸水想定区域等の確認をあらかじめしておくことを注意点や備えとして挙げている。

高潮時に浸水のおそれがある区域や、大雨により命に危険が及ぶおそれがある場所では、風雨が強まる前のタイミングで対応をとることが重要としている。