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JR東日本の新株主優待券は偽造や不正転売を防止。えきねっと連携

凸版印刷の特殊印刷技術などを採用し、秘匿性を高めた株主優待券をJR東日本(東日本旅客鉄道)が採用した。

新たな株主優待券は、凸版印刷のカラースクラッチ技術を施し、PINコード付与部分を覆っているスクラッチ上に任意の色合いや文言を印刷することができる。これにより、券面の限られたスペースに、より多くの情報を付与でき、券面のスクラッチ部分を確認するだけで未使用か使用済みかを一目で判別できる。

加えて、光を遮る特殊用紙を採用し、券面を強い光源に晒しても券面の秘匿部分が透けないため偽造と不正転売防止に貢献するという。

さらに2021年夏には、オンライン連動を予定。カラースクラッチ部分を削ると出現する株主優待券の番号とパスワードを、JR東日本のネット予約サイト「えきねっと」で入力し、オンライン上から株主優待割引適用の乗車券を予約可能にする。これにより、スマホに表示されたQRコードを利用した指定席券売機からの発券が可能となり、株主優待券の利便性向上を図る。

凸版印刷は、株主優待券など金券のIoT化を推進。金券にQRコードやPIN番号を付与して利便性を向上させ、コード部分を秘匿してセキュリティ性を向上。さまざまな金券のインターネット利用を目指す。