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長時間の仕事でも耳がラク! イヤーカフ型イヤフォン「Shokz OpenDots 2」を使い続ける理由

Shokz OpenDots 2

仕事の基本は自宅で、たまに気分転換や移動に合わせてカフェやシェアオフィスで作業をする――それが私の日頃のワークスタイルです。1日の大半をPCに向かって過ごすなかで、イヤフォンはBGMを流すだけでなく、オンライン会議や電話にも欠かせないパートナーになっています。

しかし、耳の穴を塞ぐカナル型イヤフォンを長時間着けていると、耳の中に蒸れや疲れが生じます。また、周囲の音が遮断されると、自宅では宅配便のインターホンや家族からの呼びかけを聞き逃しやすく、シェアオフィスで話しかけられた際も対応しづらいといった不便さもあります。

一日中つけ続けられる快適な装着感と、まわりにも配慮できる音の環境を両立させるのにたどり着いたのが、イヤーカフ型の「Shokz OpenDots 2」です。メーカーから譲り受けたものを2カ月ほど使い続けていますが、思いのほか私の働き方にマッチしています。

Shokz OpenDots 2(左)とShokz OpenFit Pro(右)

オープンイヤー型のイヤフォンには、大きく2種類の形状があります。一つが、同じShokzが発売する「Shokz OpenFit Pro」のように、耳の後ろから耳にフックのようにかけて装着するイヤーフック型。そして、今回の「Shokz OpenDots 2」のように、耳の軟骨側にクリップのように装着するイヤーカフ型です。

イヤーカフ型としての装着感

Shokz OpenDots 2のケースを開けた様子。左右区別なく使える

Shokz OpenDots 2を使っていて気に入っているのは、軽さと装着感です。

私自身、オープンイヤー型の中でも特にイヤーカフ型を好んで使ってきました。耳を周りから大きく覆うイヤーフック型に比べ、イヤーカフ型のほうが負担が軽いためです。例えば、同社のイヤーフック型のShokz OpenFit Pro(片耳約12.4g)に比べると、Shokz OpenDots 2は約6.5gと半分程度の軽さになっています。

ただ、他社のイヤーカフ型(Bose Ultra Open EarbudsやHUAWEI FreeClipなど)と数値だけで比較すると、OpenDots 2が最軽量というわけではありません。

Shokz OpenDots 2の重さ

それでも私がShokz OpenDots 2を気に入っているのは、数値以上の「1日中着け続けられる装着感」にあります。イヤーカフ型は耳の軟骨部分に挟み込んで装着しますが、ニッケルチタン製JointArcを採用したOpenDots 2は、これまで使ってきたボーズやファーウェイ、ソニーといった他社モデルと使い比べても耳を挟み込む力がやさしく、1日を通して使っても圧迫感はあまり気にならず、違和感は少ない部類でした。

Shokz OpenDots 2を耳に装着している様子

耳と接触するのは耳たぶの上のわずかな領域のみ。イヤフォンをつけている感触自体はあるものの、押さえつけられている感覚もなく適度に「当たっているな」程度の感覚で長時間使えるのが、私がShokz OpenDots 2を気に入っている一番のポイントです。耳への挟み込みがやさしくても、首を大きく振る動作でも落下の不安は感じませんでした。

気になる音漏れと音質のバランス

今まで筆者が抱いていたイヤーカフ型イヤフォンの印象は、「手軽で軽いけれど低音域が弱め」というものでした。しかし、OpenDots 2は、Bassphere 2.0といった独自設計やDolby Audioに対応していることもあり、低音の存在感が伝わってきます。低音域に押されず中音域・高音域も聴きごたえを感じます。私はフュージョンやシティーポップをよく聴くので、Shokz OpenDots 2との相性はいいと思います。

Dolby Audio対応、カスタムイコライザーも設定可能

ただ、他のイヤフォンを見ると、オープンイヤー型ながら空間音響へ対応しているなど、音の体験だけ着目すると迫力のある音を楽しめるイヤフォンがあるのも事実です。一方で、個人的には「長時間つけていても耳が疲れにくい装着感」と「聴いていて楽しい・気分の盛り上がる音質」を両立しているイヤフォンとして、Shokz OpenDots 2は快適だと感じています。

オープンイヤーイヤフォンは耳の中に入れないという独特な形状からどうしても音漏れしやすいという特徴もありました。音漏れは、特に電車やカフェなど、外出先での使用では特に気になる問題です。Shokz OpenDots 2も音漏れを防ぐ技術が多く採用されています。

それでも構造上、完全に音漏れが防げるわけではないのですが、体感では音質や聴きごたえと音漏れのバランスはいいと思います。というのも、イヤーフック型よりもイヤーカフ型のほうが、スピーカーを耳の穴により物理的に近づけることができます。そもそもスマホ・デバイス側の設定音量を小さく抑えても、音楽や音声を聞き取りやすいです。

妻がリモートワークの日は同じ部屋で仕事をしていることも多いのですが、私がShokz OpenDots 2で音楽を聴きながら作業をするシーンでも、妻には「音楽聴いていたの?気づかなかった!」ということがありました。ある程度静かな自宅や、ある程度となりと距離の保たれたシェアオフィスといった環境では、周りに迷惑をかけることも少なく、相性がいいと感じています。

雑音のある環境での通話と、マルチポイントの活用

筆者は、仕事で電話やオンライン会議を行なうこともたびたびあります。基本は自宅での作業とはいえ、家族が同じ部屋で仕事をしますし、シェアオフィス等でも会議が入ることがあります。

仕事でイヤフォンをつけるうえで、マイクのノイズカット性能は重要です。

Shokz OpenDots 2では、通常の空気伝導マイク4基に加え、骨伝導マイク2基を組み合わせたシステムを搭載しています。雑音が多い環境でマイクの録音テストを行なうと、電車の走行音のような低音域だけでなく、カフェ店内での話し声や食器がぶつかる音といった中高音域のノイズも抑えられ、自分の声を聞き取りやすく感じました。

構造上、口元からマイクが遠くなりがちなイヤーカフ型ですが、骨伝導技術のおかげか、同じ環境で比べるとイヤーフック型のOpenFit Proより背景音が小さく聞こえました。実際に何度も会議で使用していますが、聞き返されるような経験は今のところありません。会議の録音を聞き返しても自分の声がくっきり拾われていて、安心して会議に臨めています。

マルチポイント接続や自動装着検出は地味に便利

また、PCでの作業中、スマホへの着信も逃さない「マルチポイント接続」は、利用頻度の高い機能です。PCでBGMを聴きながら作業しても、職場での同僚からの呼びかけや宅配便のインターホンにも気づきやすくなります。

私は自宅で動画編集をするときはスピーカーを使うのが好きなのですが、電話がくるかもしれない時間帯には耳をふさがないShokz OpenDots 2を装着しておけば、部屋のスピーカーで作業音をききながら、耳元ではイヤフォンでの電話を待ち受ける、という使い方もできます。この「イヤフォンの中の自分の世界」と「周囲への開放」の両立が、自宅での仕事では便利だと感じています。

結局、長時間の着け心地でShokz OpenDots 2を選びました

この2年ほど各社のイヤーカフ型イヤフォンを渡り歩いてきたのですが、Shokz OpenDots 2はオープンイヤー型イヤフォンの中では装着感・音質・マイク性能のバランスがよく、長時間つけ続けながら使う用途としては気に入って使えています。

特に音漏れが気になる混雑した電車内や、音楽の世界に完全に没頭したい時はカナル型のノイズキャンセリングイヤフォンを使いますが、「朝から晩まで着けっぱなしで過ごし、場所を選ばず周囲の気配を感じながら仕事も音楽もこなす」という普段のワークスタイルでは、自然とOpenDots 2を選ぶ日が増えました。自宅での作業と外出先での仕事をシームレスに行き来したい人にはおすすめです。

松崎 拓哉

1988年生まれ。鉄鋼メーカーの技術者を経て、2016年よりガジェット系メディア「MATTU SQUARE」を立ち上げ、ブログおよびYouTubeを中心に運営。スマートフォンやPC、XRグラス、AI、スマートウォッチ、イヤホン、電動モビリティなど幅広い分野でレビュー・取材を行う。テック系トレンドを横断した発信を続けるほか、FMラジオ番組のパーソナリティー経験も持つ。