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駐車場シェア「akippa」全国展開へ。損保ジャパン代理店が開拓

駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaは、DeNA SOMPO Carlifeと提携し、損害保険ジャパン日本興亜の保険代理店網を通じてakippa事業を拡大、2020年4月から全国展開する。

akippaは、契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫、空き地、商業施設など空いているスペースを15分単位でネット予約して駐車できるシェアリングサービス。

今回の提携は、DeNA SOMPO Carlife(DSCL)がakippaの総代理店となり、損保ジャパン日本興亜の保険代理店がakippaの取り扱いを開始。自動車保険等を扱う損保ジャパンの保険代理店には、クルマの購入や手放すなどの情報が入ってくる。代理店は、クルマを売却した人や、法人で一時的に駐車場が空いた場合に、空き駐車場を時間貸しするakippaを提案できるようになる。

損保ジャパン日本興亜は、2019年10月から3カ月間、首都圏と大阪でakippa駐車場オーナーの開拓業務を委託する代理店を募集したところ、代理店契約数は当初目標の100店を大きく上回り、150店を超えているという。

保険代理店からの提携要望が多いことから、DSCLが総代理店となり、4月以降順次保険代理店と委託契約を結び、全国展開。2022年末までに取り扱い保険代理店数3,000店を目指す。akippaは、現在3.3万の駐車場拠点数を、2020年末までに20万まで拡大する計画で、拠点とエリアの拡大を目指す。

損保ジャパンは、顧客情報と周辺の駐車場ニーズをマッチさせ、マイカーリース「SOMPOで乗ーる」などのモビリティサービスをあわせて提案。駐車場オーナーの開拓を進める。

また、損保ジャパンのスマホアプリ「ポータブルスマイリングロード」の周辺検索機能に、akippaなどの予約制駐車場情報を追加。検索画面から直接akippaの予約サイトに移動可能にする。