ニュース

旧ソニー本社跡地に19階建てビル。住友不動産 大崎東プロジェクト着工

住友不動産は、品川区北品川五丁目で開発を進めている19階建ての大規模オフィスビル「(仮称)住友不動産 大崎東プロジェクト」を2020年1月7日に着工した。竣工は2022年2月予定。同地は2007年までソニーの本社として利用され、界隈は「ソニー村」とも呼ばれたが、2014年に住友不動産が取得していた。

所在地は、東京都品川区北品川5丁目420番1号他(地番)。JR・りんかい線大崎駅 徒歩8分、東急池上線 五反田駅 徒歩9分、JR五反田駅 徒歩10分。地上19階、地下2階、塔屋1階で、敷地面積は7,102.36m2、延床面積は47,509.26m2

大崎エリアは、オフィス需要が旺盛で、2018年に供給した住友不動産大崎ガーデンタワーも満室が続いているため、同エリアにおける供給を強化する。

基準階面積は1,797m2超(543.8坪)で、整形無柱空間を設けている。働き方改革を踏まえ、仮眠室、集中作業室、ブレーンストーミングスペースなど、職員の快適性向上や交流促進を図る取り組みにも対応可能な空間を提供するという。

専有部は、天井高を約3.0m(窓面高さ2.55m)を確保。明るく開放的な空間としたほか、空調は1フロア53ゾーンの部分制御可能な完全個別空調システムを採用し、細かい範囲で適温調整可能とする。

敷地周囲には歩道状空地、敷地北側と南東には、憩いの場として活用できる公開空地を設けており、災害時には一時避難場所として活用。マンホールトイレなどの防災設備も備えている。

安定した地盤の上に直接基礎と免震構造を採用。オフィス家具等の転倒リスクを軽減する。また、BCP対策として、3回線スポットネットワーク受電を採用。また、変電所事故が発生しても、ビルに貯蔵している重油により72時間分の発電が可能となる。