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1位ファミペイ、2位PayPay、3位d払い。ファミマの店頭スマホ決済

ファミリーマートは9日、2020年第2四半期決算説明会を開催し、店舗収益力強化や7月にスタートした「ファミペイ」など、デジタル戦略の現状を明らかにした。

ファミペイは、ファミリーマート独自のスマホ決済サービス。アプリのダウンロード数は約370万で、キャッシュレス比率は前年比3割増の20%となった。ファミリーマートでは、ファミペイ以外のコード決済も多数導入しているが、店頭利用構成比はファミペイが1位で33%。2位はPayPayの30%、3位はd払いの14%。

11月には、ファミペイアプリで、dポイントや楽天スーパーポイント、Tポイントなどポイントサービスに対応。アプリ上で、これらのポイントとクーポン、決済を統合し、1人あたりのレジ接客時間を1/3に削減するという。

また、ファミペイアプリは、商品の「予約」にも活用。10月8日からは「ファミペイWEB予約」を開始し、クリスマスケーキなどの季節商品に対応。クリスマスケーキや恵方巻きの予約件数を前年比2倍とするとともに、季節商品の完全予約制により「フードロスゼロ」を目指す。

ファミペイアプリでフードロス削減

店舗収益力については、新型コーヒーマシンの導入(25,000台)で、売上が約1割アップ。アイス抹茶ラテなどの新機軸商品が好調とする。また、不採算店舗の減少による閉店減や厳選出店の推進により、店舗基盤を強化しているという。