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DNP、ジュンク堂池袋本店に書棚型デジタルサイネージ。POPが動画に

大日本印刷(DNP)と丸善ジュンク堂書店は、ジュンク堂書店池袋本店にプロジェクターとセンサーを搭載した書棚型デジタルサイネージ「デジタルシェルフ」を導入。動画やメッセージ等の配信による新たな書店メディアの実証実験を開始した。

DNPは3月に、米国の流通・小売大手Kroger(クローガー)と、「デジタルシェルフ」とその関連サービスを日本市場で展開するための共同研究を開始。食品スーパー、家電量販店、ドラッグストア等さまざまな業態の小売と実証実験を進めている。ジュンク堂池袋店での実証実験もその一環とし、広告効果を検証する。

従来の紙製POP広告の差し替えなどによる書店員の作業負荷軽減や、アイキャッチ効果の高い動画広告も表示したいという店舗からの要望によりデジタルシェルフによる実験を開始。

デジタルシェルフでは、書棚の内部にプロジェクターを装備。紙のPOP広告ではできなかったインパクトのある映像表現が可能としている。映画化された書籍の動画広告や書店員のオススメ情報など、書籍に合わせた広告等を随時配信。一般的な電子POPよりも画面が横長で大きいため、高いアイキャッチ効果を見込む。

また、来店客がデジタルシェルフの前で立ち止まった頻度や書籍を手に取った回数などをセンサーで計測する。「来店客が棚の前でどのように行動したか」「動画広告で足を止めた来店客は書棚に手を伸ばしたか」など、従来は把握が困難だった来店客の行動を可視化。POSデータと組み合わせることで、顧客の購買行動を分析し、効果的な売場作りにつなげるとしている。

デジタルシェルフ用の広告は、ネット経由で管理して配信。紙のPOP広告の差し替えといった書店員の負荷を軽減する。広告データの差し替え設定もできるため、紙のPOP広告以上に、状況に応じた柔軟な広告配信が行なえるという。

ジュンク堂書店池袋本店では、デジタルシェルフに加え、1階レジカウンター壁面に49インチのデジタルサイネージ4面を、入口付近中央の柱面に55インチの縦型デジタルサイネージを新たに導入。書籍・雑誌の情報のほか、映画やエンタメ、イベント情報等を発信する。今回、複数のデジタルサイネージを同時に導入し、店舗全体で一体感のある販売促進施策を展開するとしている。