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ANAグループが銀行代理業参入。ソニー銀行と提携し、金融サービス強化

ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET

全日本空輸とソニー銀行は、外貨預金、決済の両分野において提携した。ANAグループの顧客関連事業を担うANA X株式会社が8月27日付けで銀行代理業の許可を取得し、ANAグループ初の銀行代理業に参入する。

ANA Xはソニー銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、9月19日から「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET(マルチカレンシーデビットカード)」を、11月から「ANAマイル付き外貨定期預金」の取り扱いを開始する。

ANAマイル付き外貨定期預金は、預け入れ通貨、金額、期間に応じてANAマイルが付与される外貨定期預金。マルチカレンシーデビットカードは、国内利用時の利用金額に応じたマイルが付与され、海外渡航時に現地ATMで現地通貨を引き出せる。買い物時には外貨普通預金口座から代金が直接引き落とされるため、決済時の手数料はかからない。

ANAマイレージ付き外貨定期預金の預け入れ通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、中国人民元(CNH)、南アフリカランド、スウェーデンクローナ。預け入れ期間は1カ月、3カ月、6カ月、1年で、「ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET」を所有する満20歳以上が対象。満期時に外貨定期預金金利に加え、預け入れ通貨、期間、金額等に応じたANAマイルを積算する。

ANAグループは、ANA Xによる銀行代理業の開始により、金融分野との連携や金融サービスを提供、新たな価値の創造を目指す。ソニー銀行は、強みとする外貨預金取引と決済の利便性を、ANAマイレージクラブ会員の海外渡航シーンや国内での決済シーンにつなげ、「ためる」、「ふやす」、「つかう」の観点で、更なる利便性とANAマイレージを通じたメリットを提供。外貨預金ビジネス領域の強化を図る。