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ドコモの信用スコア提供開始。新生銀行がスマホレンディングに活用

NTTドコモは、金融機関がドコモ回線利用者向けに融資サービスを提供する仕組みとして、「ドコモ レンディングプラットフォーム」を8月29日から開始した。第1弾として、新生銀行の「新生銀行スマートマネーレンディング」が採用する。

ドコモスコアリング

ドコモレンディングプラットフォームは、ドコモのビッグデータを活用した信用スコア「ドコモスコアリング」、借入から返済までを完結できるアプリ「レンディングマネージャー」、ドコモの各種サービスとの連携が特長。採用した金融機関は、ドコモ回線契約者向けにスマホ向けサービスを簡単に提供できるようになる。

新生銀行スマートマネーレンディングは、申込から借入までの手続きをスマホだけで完結できる、ドコモ契約者向けサービス。借り入れは銀行口座、もしくはドコモ口座振り込みにより、専用カードを不要とする。

アプリ「レンディングマネージャー」により、借入状況や銀行口座の収支を確認できるほか、借入時のシミュレーションや返済タイミングのアドバイスなども行なわれる。

レンディングマネージャーのイメージ

借入金利の設定に「ドコモスコアリング」を活用。ドコモが保証会社となり、補償の諾否や条件の提供をうけ、新生銀行が審査を実施し、貸付条件を決定。ドコモ回線の契約期間やレンディングマネージャーアプリを通じたマネーフォワード連携に応じて、最大年1.2%の金利優遇が行なわれる。借入利率5.7%~14.8%だが、金利優遇後は4.5%~14.6%となる。

ドコモ レンディングプラットフォームでは、dアカウントやドコモ口座などのサービスと連携。金融機関は利用者のドコモ口座に融資金をいつでも入金できる。また、融資金の出金にセブン銀行ATMを利用すると、ドコモ口座アプリからスマートフォンだけで出金できる。

なお、ドコモは「新生銀行スマートマネーレンディング」の保証業務を担当。利用者は申込みと同時に、ドコモに対して保証委託の申込みを行ない、申込み後に利用者の同意に基づいて、ドコモスコアリングを活用した保証審査を行なう。