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ソフマップ、イベント専用決済「チアプレ」。入場から物販までWebで完結

ソフマップと、ファンコミュニティサービス「CHEERZ」を運営するフォッグは、イベント専用の決済サービス「チアプレ」を共同で開発。ソフマップで実施するイベントに9月1日より導入する。チケット購入からグッズの購入までWeb上で完結する。

ソフマップ代表取締役社長 渡辺武志氏(左)、フォッグ代表取締役社長 関根佑介氏(右)

チアプレは、イベントのチケット購入とグッズの事前購入が同時にできるイベント専用決済サービス。チケット購入後は発行されたQRコードを利用してイベント会場へ入場、購入済みのグッズの受け取りができる。イベント中でもWeb上でグッズの追加購入ができるため、イベントの休憩時間などにレジに並ばずにグッズを受け取れる。

導入店舗は、ソフマップAKIBA1号館「マップ劇場」、AKIBA2号館「eSports Studio AKIBA」、AKIBA4号館「ステラマップカフェ」「イベントフロア」、イオンモールKYOTO店「KOTOホール」、神戸ハーバーランド店「スペースシアター」。

フォッグはチアプレを展開することで、CHEERZを利用しているタレントやアーティストにWeb上だけでなくリアルの場における活動のサポートも可能となる。

ソフマップは、チアプレのキャッシュレス決済による物販列の軽減などにより、4月から運営しているアイドル、アニメなどとのコラボカフェやイベントが効率よく運営できるようになる。また、CHEERZに登録しているアイドルなどとのコラボイベントを実施していくことで、様々な層にイベントスペースを利用してもらうことを目指す。

チアプレの決済方法は、クレジットカード、コンビニ決済と、STAGEが提供する決済サービス「DigiCash(デジキャッシュ)」に対応。

DigiCashは、従来QRコード決済にのみ対応していたが、今回Web決済に対応。チアプレの決済方法として採用された。チャージの方法はクレジットカード、銀行口座連携に加え、チャージカード(3,000円、5,000円)を9月1日よりソフマップで販売。チアプレと合わせて、クレジットカードが使えない若年層でも気軽に使えるサービスを目指す。

またDigiCashでは、動画、画像、音声などのデジタルコンテンツをQRコードで販売できる「Media QR」を10月から提供開始する。Media QRは、DigiCashの加盟店用アプリから販売したいデジタルコンテンツをアップロードし、価格などを設定すると、QRコードを発行。このQRコードを商品化し、ECサイトなどを利用することなく販売できる。

ボイス付きのキャラクターグッズや撮影会でのアイドルとの2ショット動画、アイドルの来場特典オフショット動画などの販売を想定している。購入する側は、そのQRコードをDigiCashで読み込むだけで購入できる。

実際にチアプレとDigiCashを体験

記者会見では、ゲストとしてのYouTuber 楠ろあさんとこなんさんが登壇。2人のコラボカフェという設定で、チアプレの利用の流れを体験した。まず事前に登録しておいたDigiCashにチャージカードを使って3,000円をチャージ。アプリのチャージ画面からカメラを起動し、チャージカード裏面のQRコードを読み込むとチャージされる。

YouTuber 楠ろあさん(左)、こなんさん(右)
カード裏面のQRコードを読み取ってチャージ完了

チアプレのWebサイトにアクセス。記者会見イベントを選択し、すでに会場内に入ってしまってはいるが、座席チケットを選択。同じ画面にコラボドリンクも並んでいるため、楠ろあさんイメージのコラボドリンク(3ショットチェキ券付き)を注文。チアプレにログインし、DigiCashで決済する。今回はレジで席番号を聞かれ、自分の席に商品が届いた。

記者会見のイベントページからチケット(座席)とコラボドリンク(チェキ券付)を選択
DigiCashのWeb決済に移動し、決済完了後はQRコードが発行される
発行されたQRコードをレジで読み込んでもらう
レジでチェキ券を受け取り、席にドリンクが届いた

DigiCashの新機能、Media QRのデモ版も体験。チラシに印刷されたQRコードをDigiCashのカメラで読み込むと決済完了し画像を表示。10月のリリース時には、コード読み込み後の決済確認ボタンの表示や、コンテンツのダウンロードに関する機能も実装するという。

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