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三越伊勢丹がヤフーのビッグデータでママ向けロングスカートを開発

三越伊勢丹のECブランド「arm in arm」は、Yahoo! JAPANのビッグデータとAIを活用し、子育て中の小柄な女性向けのロングスカートを開発した。商品は9月下旬よりarm in armのECサイトにて発売する。

ヤフーと三越伊勢丹は、「Yahoo!検索」の検索キーワードや「Yahoo!知恵袋」の質問などのビッグデータを統計化した上でAI技術(深層学習や自然言語処理など)により解析。arm in armのターゲットとなる子育て中の女性の服装に関するトレンドや悩みを抽出した。

その結果、小柄な人のロングスカートへの関心が高く、着こなしや自転車の利用、抱っこひもとの合わせ方、静電気などに悩んでいるという子育て中の女性のインサイトを得たという。三越伊勢丹は、この情報を元に、子育て中の女性との座談会を行ない、仮説の検証を進め、ロングスカートの開発につなげた。

ロングスカートは、自宅で洗える素材の採用や、抱っこひもと合わせやすいようポケットの高さを調整するなど、子育て中の女性の意見を盛り込んだ。小柄な人でもバランス良く着用できるように、ボタンの色や丈についても座談会での意見をもとに決定した。

この商品開発は、Yahoo! JAPANが10月より提供開始する企業間ビッグデータ連携による事業者向けデータソリューションサービス「DATA FOREST」に向けた実証実験の一例として実施。商品の反響を踏まえながら、今後もビッグデータを用いたアパレル商品の開発や、ファッションとテクノロジーを掛け合わせた「ファッションテック」を推進する。