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「せんだい都心再構築プロジェクト」。防災力を強化した杜の都へ

仙台市は、建造物の老朽化などを背景に都心の機能強化を図る「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げ、全体のコンセプトや緊急性の高い施策について発表した。

「せんだい都心再構築プロジェクト」都心の将来イメージ

プロジェクトのコンセプトは、「働く場所、楽しむ場所として選ばれる、杜の都の個性きらめく、躍動の都心(まち)」。都心の将来イメージは、高度な都市機能の集積や、新しい賑わいを生むゆとりのある空間、高い防災力と緑に包まれた環境など、多彩な魅力をちりばめた姿としている。

仙台駅エリア、青葉通・一番町エリア、勾当台・定禅寺通エリアの3つのエリアを中心に、周辺のエリアをつなぎ合わせながら、それぞれの個性を生かした回遊性の高いまちづくりを進めるという。

青葉通・一番町エリアの将来イメージ
定禅寺通の将来イメージ

プロジェクトの第1弾の施策では、新たな助成制度の創設や、容積率を最大で2倍にするなどの緩和措置、企業誘致の強化などに取り組む。仙台市が緊急性の高い課題としている、老朽建築物の建て替えの促進や、企業誘致の受け皿となる高機能オフィスの整備を図る。

市街地再開発事業の補助は、補助率を3分の1から3分の2に引き上げ、上限額を拡充。建築等を行なう際に設置が義務付けられている駐車台数は大幅に緩和する。また、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた検討を開始する。

第1弾の施策は、民間事業と連動するものとして、全体で100億円を超える支援になる見込みとしている。

仙台市は、都心部の再構築を進めて安全性を高めながら、宮城県沖地震や東日本大震災を教訓に培われた防災力、「杜の都」の都市環境などを生かしたまちづくりを進め、首都圏の企業等から、リスク分散等の視点でも選ばれる都市を目指す。