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DiDi、タクシー運転手が音声だけで配車依頼を取れるハンズフリー機能

タクシー配車アプリ「DiDi」を展開するDiDiモビリティジャパンは、タクシー乗務員向けアプリで、音声操作できる機能「ハンズフリー」を7月11日より搭載する。これにより、DiDiからの配車依頼が来た場合、タクシー乗務員が事前に個々に指定した「了解しました」などの言葉を発話して受注できる。音声で受注できる機能の搭載は、DiDiが国内初となる。

これまでタクシー乗務員がDiDiで配車依頼を受ける場合、一度停車をし、車内に設置された端末を手動で操作する必要あった。そのため、一部の乗務員からは、「端末の操作が間に合わないので配車依頼を取れなかった」「会社の規定で着用している手袋を外して端末を操作する必要がある」などの声が上がっていたという。

ハンズフリー機能の搭載により、音声だけで配車依頼を受け入れ可能になる。加えて、迅速に音声操作を習得できるように、操作方法に関する動画解説や音声操作での受注を疑似体験できる「音声注文シミュレーションガイド」も乗務員向けアプリに追加している。

DiDi AI Labsと日本のチームが開発し、日本とオーストラリアにて実証実験を実施。AIを搭載し、タクシー乗務員が配車依頼を受け付ける際、95%以上の精度で乗務員の声と周囲の雑音を識別できるという。