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JR東、駅ナカシェアオフィス本格展開。東京、新宿、池袋、立川

JR東日本は8月1日より、東京駅・新宿駅・池袋駅・立川駅にてブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」を展開し、駅ナカシェアオフィス事業「STATION WORK」を本格開始する。

新型「STATION BOOTH」設置イメージ

STATION WORKは、社会課題となっている働き方改革のサポート等を目的としたJR東日本のシェアオフィス事業。駅ナカに個室のブースを設置し、移動の空き時間等に仕事ができる空間を提供する。

立川駅のエキュート立川で実施中の実証実験は、7月24日をもって終了。7月25日から31日は、システム切換のため、利用できなくなる。またこれまで、東京駅、品川駅、新宿駅でも実証実験を実施した。

実証実験での利用者の声を踏まえ、新型のSTATION BOOTHを開発。従来のデスク、椅子、照明、Wi-Fi、電源、USBコンセント、モニター、アロマに加え、その場利用が可能かわかる「空」表示や、電動ラウンド型扉、冷暖房の空調を設置。デスクの大きさや足元のスペースを見直したほか、Suica等交通系電子マネーによる利用や会員登録無しでの利用が可能となった。

新型は東京駅・新宿駅・池袋駅に導入し、今秋以降、首都圏を中心とした多くの駅に設置するとしている。立川駅では実証実験で設置中のモデルを引き続き利用する。東京駅には1名用7台、新宿駅と池袋駅には1名用4台、立川駅には1名用3台、2名用2台が設置される。

東京駅設置箇所
新宿駅設置箇所
池袋駅設置箇所
立川駅設置箇所

利用方法は、利用登録を済ませた法人会員・個人会員の場合、専用Webサイトから予約し、QRコードを専用Webサイトの読み取り画面で読み取るか、Suica/PASMOで開錠し入室。予約終了時間まで利用したらそのまま退出する。なお、Suica/PASMOでの開錠は別途登録が必要。予約は2週間先までの期間15分単位で可能。

個人会員の利用イメージ

予約をせず、その場でブースに空きがある場合は、タッチパネルで使用したい時間を選択し、QRコードの読み取りか登録したSuica/PASMOでの開錠のほか、個人会員は交通系電子マネーでの決済でも開錠できる。会員登録無しの一般利用は、予約不可で交通系電子マネー決済による開錠でのみ利用できる。

その場利用のイメージ(一般の場合)

利用料金は、サービス開始から当面の間はキャンペーン料金として15分あたり、1名用が150円、2名用が200円。通常料金は15分あたり、1名用が250円、2名用が300円を予定。

また、東京駅丸の内地下改札外において、コワーキング型「STATION DESK」1号店を今秋を目途に開業する。利用料金は、1名用「STATION BOOTH」と同額の予定。

STATION DESK内観イメージ
STATION DESK開業予定場所