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NECと埼玉県、チャットでAI救急相談。「今すぐ救急車を呼びましょう」

埼玉県は、NECの協力のもと、AIを活用したチャットボットによる救急相談の自動応答サービス「埼玉県AI救急相談」を試行導入。AIを活用したチャットボットによる救急相談の自動応答サービスの提供は全国初。相談結果は「今すぐ救急車を呼びましょう」など、段階別に判定する。

試行運用は、5月31日15時まで。一旦サービスを中断した上で、試行結果を踏まえ改良を加え、7月19日から本格運用を開始する予定。目的は、県民の不安解消や医療機関への適正受診を推進するためで、救急相談件数の増加が予想される4月27日から5月6日までの10連休に備えた試行導入としている。

AI救急相談は、スマホやパソコンから利用可能。利用者がチャット形式のフリー入力で相談した内容をもとに、可能性のある症状を利用者に回答する。

さらに、利用者が選択した症状について、「今すぐ救急車を呼びましょう」や「現時点では医療機関に行く必要は無いでしょう」といった緊急度を判定。症状によっては、家庭での対処法について助言する。

相談結果は段階別に判定

埼玉県では、看護師が電話で相談に応じる埼玉県救急電話相談の、24時間・365日対応を進めており、スマホを利用していればチャット画面から埼玉県救急電話相談(#7119)への電話が可能で、チャットでの相談内容を相談員に引き継げる。また、チャット画面から「119」へも電話ができる。

なお、緊急度の判定について、「検査や医師の診断によるものではありません。自己の責任において医療機関の受診や救急車の利用を判断してください。」としている。