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ローソンが深夜無人営業。アプリで解錠入店、現金対応のセルフレジも

ローソンは、7月頃から数カ月間、深夜時間帯の無人営業の実験を行ない、深刻化する人手不足への対策を図る。ローソンアプリで入店管理し、決済は「ローソンスマホレジ」と現金も利用できる「完全セルフレジ」の2種類で対応。フランチャイズ加盟店を含む2店舗で実施する。

実験では、0時から5時までをレジに店員がいない無人営業とし、事前にローソンアプリで登録したユーザーが、店舗入口でアプリ上に表示されるQRコードを読み取り、ドアを開錠して入店。たばこ・酒類の免許品、カウンターファストフーズ、切手類、収納代行やチケット発券など店員が必要な商品・サービスの販売を除き、通常通りの商品を販売する。

ローソンスマホレジの対応と、自動釣銭機能が付いた完全セルフレジを用意し、電子マネー・クレジットカード・バーコード決済などのキャッシュレス決済に加え、現金での支払いが可能。

実験開始当初は商品の片付け作業やシステムなどトラブルの備えとして、1名はバックヤードで勤務を行なうが、時期を見て完全無人化に移行する。また、防犯対策として店舗に設置している防犯カメラの増設も行なうという。

開始日前は、店内でのお知らせと、店頭で貼り紙による案内とともに、完全セルフレジ付近には操作マニュアルを用意するなどの配慮を最大限行なうとしている。

実験期間中も検証を繰り返し、取り扱い商品の拡大、システム改修や運用方法の見直しなどを随時行なう予定。店舗オペレーション・防犯・物流面の課題、売上の推移、ユーザーの声などを検証した上で、その後の拡大展開を検討。入店管理方法については、途中から顔認証システムの導入も検討している。