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送金アプリ「pring」、セブン銀行ATMからの無料出金に対応

送金アプリの「pring」は、セブン銀行ATMからのATM出金に対応した。カードを使わずに、スマホだけでお金を下ろせるようになる。ATM出金手数料は1日1回まで無料で、ATMでの出金が24時間無料となるのは、送金アプリとして日本初としている。

pringアプリトップ画面左下の「お金をおろす」をタップし、引き出す金額を入力して「現金受取」をタップ。表示金額が正しいことを確認し、セブン銀行ATMの操作を行なう。

セブン銀行ATMの操作は、画面右上の「カードを使わない番号入力での取引」をタップし、画面に沿って情報を入力、金額を確認し、「確認」を押すと出金が完了する。

紙幣はATMから、硬貨はセブン-イレブンのレジで受け取れる。また、硬貨はセブングループの電子マネー「nanaco」へのチャージも可能。なお、1日2回目以降の出金手数料は216円。出金額は最大10万円/日。

硬貨はレジでの現金化のほか、nanacoチャージや寄付も選択できる
1,000円を出金

pring(プリン)は、手数料無料の送金アプリ。銀行口座を登録して入金。アプリから相手を選び、送りたい金額と、メッセージを入力するだけで送金でき、プリンでやりとりしたお金は銀行口座に戻して現金化できる。これまでは現金化するためには銀行口座からの出金が必要だったが、セブン銀行ATM対応により、“アプリだけ”で出金が可能になる。

pringの次の狙いは経費精算

pringの荻原充彦 代表取締役は、pringを「お金コミュニケーションアプリ」と紹介し、2018年3月からの1年で送金累計15億円を突破し、2月には月に3億円を超えるなど順調に成長していると説明。一方でこれまでのコンシューマ向けだけでなく、企業・業務向け、特に「経費精算」での活用を見込んでいるという。

セブン・ペイメントサービスの和田哲士社長(左)とpringの荻原充彦 代表取締役(右)
pringの送金額推移

そのため、3月7日には、業務用プリン(pring)も発表。従業員の経費精算や報酬支払いのほか、顧客に対する返金や、キャッシュバックキャンペーンなどでのB to C送金の簡略化を狙うもので、例えば従業員の経費支払をpringアプリを通じて、簡単かつ手数料を抑えて行なえるようになる。

セブン銀行ATM対応により、365日いつでもどこでも出金可能になり、pring内の残高を積極的に活用できるようにする。

セブン・ペイメントサービスの和田哲士社長も、経費精算など企業の利用拡大による、ATM利用増に期待を寄せる。フリマアプリなどのシェアリングエコノミーや、日本円両替、報酬支払いサイトの短縮化などで、ATM出金が求められる用途は増えており、そうしたニーズに応えるサービスとして、pringが活用されると期待する。

なお、ATMを使ったpringからの入金にも年内に対応予定。手数料無料施策については、pring側が費用を負担。pring萩原社長は、「お金のコミュニケーションを増やすというのが、この1-2年のフェーズ。多くの人に使っていただき、その中で『お金を下ろしたい』という声が多かったので、ATMに対応した」と説明。「マネタイズについては詳しくは語れない」としながら、pringアプリを使った広告や、法人プリンの月額費用などの例を挙げた。

経費精算については、pring社内ではすでに導入済みで、振り込み作業の負荷軽減や、手数料コストの削減などが図られているという。