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スマホ1つで伊豆の旅。東急、JR東の観光MaaSアプリ「Izuko」

東急電鉄、JR東日本、ジェイアール東日本企画は、利用者が専用アプリから経路検索、交通手段の予約、決済までを完了し、目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験を、4月1日から伊豆エリアにて開始する。

伊豆における観光型MaaS実証実験イメージ

キャッチフレーズは「スマホ1つで伊豆の旅」。また、スマホアプリ上のデジタルチケット、デジタルマップ、クレジットカード決済による、チケットレス、ペーパーレス、キャッシュレスの実現も目指す。

「Izuko」で変わる伊豆の旅(イメージ)

期間は、「静岡デスティネーションキャンペーン」に合わせた4月1日~6月30日のPhase1と、9月1日~11月30日のPhase2の2回に分けて計6カ月間行なわれる。展開エリアは東伊豆および中伊豆エリア。専用アプリ「Izuko」(日英2カ国語対応)を使用する。

Izukoアイコンと展開エリア(東伊豆、中伊豆エリア)

Izukoの機能は、エリア内の鉄道や、路線バス経路検索、AIオンデマンド乗合交通の予約、2種類のデジタルフリーパスや5施設で対応を予定している観光施設入場券の決済など。リンク連携で、レンタサイクル・レンタカーの予約もできる。

専用MaaSアプリ「Izuko」の画面イメージ(開発中のサンプル)

また、飲食施設や携帯充電箇所などを多言語案内するデジタルマップも搭載し、約30の施設が画面提示で観光施設割引をするという。

アプリで使えるフリーパスは2種類。伊豆急線全線と伊東市内、下田駅周辺路線バスが乗り放題になる「デジタルフリーパス・Izukoイースト」(3,700円)と、伊豆箱根鉄道駿豆線全線、修善寺および下田駅周辺路線バス等が乗り放題になり、東海バス(修善寺-河津)、伊豆急線(河津-伊豆急下田-伊東)が途中下車可能な片道乗車区間になる「デジタルフリーパス・Izukoワイド」(4,300円)がある。

専用MaaSアプリ「Izuko」の各機能(Phase1)

AIオンデマンド乗合交通は、利用者がアプリから乗降場所を指定すると乗合タクシーを配車でき、乗車予定時刻、降車予定時刻、料金などが確認できる。運転手側には、配車の情報からAIが最適走行ルートを表示する。

乗降場所を指定して配車すると、乗車予定時刻、降車予定時刻、料金などが表示

この乗合交通は交通空白地帯を埋める新しい交通として試行されるもので、乗降場所は下田「旧市街」内約20カ所。利用料金はPhase1では無料。使用車両はジャンボタクシー(1~2台/日)。運行会社は伊豆急東海タクシーはじめ地元3社。

現在伊豆エリアでは、鉄道5路線、バス390系統、タクシー数社がありながら、来訪手段は「8割が車」。2次交通を利用した周遊促進が、交通事業者含めた地元経済にとっての課題となっている。

各社は、観光型MaaSによって、点在する伊豆エリアの観光拠点間にシームレスな移動を現し、周遊促進と地域活性化、IoT活用による交通・観光事業などの最適化、キャッシュレスや多言語対応することで、観光拠点の抱える課題解決などが期待されるとしている。