ニュース

赤坂を“エンタテインメント・シティ”に。TBSが推進

TBSホールディングスは30日、「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の実現に向けた再開発について発表。近接地のビルを“次世代ライブエンタテインメント”の発信拠点とする計画や、「マイナビBLITZ赤坂」を含む赤坂サカスのリニューアルなどを進める。

「赤坂エンタテインメント・シティ構想」のエリア図

新たなエンタテインメント施設や、文化発信機能の拡充により、赤坂を「世界最高の感動体験を届ける街にする」ことを目指す。

そのため、同社の近接地にある「国際新赤坂ビル」の再開発に向けた共同事業協定を、三菱地所と締結。この再開発エリアに、「リアルな場としてのメディア機能を拡充し、次世代ライブエンタテインメントの発信拠点を創設していく」方針。具体的な施設プランは未定だが、10年後の竣工を目指す建替え計画の過程で、「最先端の技術を駆使した体感型の集客施設」や、「サカス広場と連携して開催するメディアフェスティバル」、「メディア芸術系の人材育成やインキュベーションの取り組み」などを検討する。

新赤坂国際ビル外観

赤坂サカスと周辺のリニューアルも実施。「TBSギャラリー」の改修に続き、3月までに、サカス広場を「訪れた方がくつろいで過ごせるスペース」にするという。

ライブハウスの「マイナビBLITZ赤坂」は、観覧機能付きスタジオに刷新。「TBSテレビに親しんでいただくリアルな場」とする。

また、隣接するビル「ザ・ヘクサゴン」を取得しており、現在はテナントビルだが、将来はメディア先端領域に取り組むための戦略拠点を置くことを検討している。

今回の構想は「総合メディア企業として発展していくための、極めて重要な事業基盤形成の一つ」としており、企業価値向上や、赤坂エリアの活性化などを目指す。

AV Watchで読む