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コナカ、テイラーの「勘」を学んだAIアプリ導入。4枚の着衣写真から採寸

紳士服の販売を手掛けるコナカは、オーダースーツブランド「DIFFERENCE(ディファレンス)」にて、AIを活用した画像採寸アプリのサービスを開始した。開始時点ではAndroid版のみ、iOS版は近日公開予定。

着衣のままの4枚の写真と数項目を入力するだけで、商品の出来上がりサイズを提案する無料のアプリサービス。DIFFERENCE立ち上げ当時から準備を進めていたAIを活用した画像採寸アプリを、東京大学発のベンチャー企業Arithmer(アリスマー)の技術協力のもと開発したという。

まずは、メンズワイシャツからスタートし、来春にはメンズスーツにサービス拡大をしていく予定としている。

今回の画像採寸アプリは、コナカの中でも特に優秀と認められたトップテイラー30人ほどの採寸技術や「勘」といわれる熟練の目分量をAIが学び、出来上がりサイズを推測して、提案をしてくれるという。点と点を結ぶ距離を測るのではなく、着用サイズを提案する点が特徴で、目指したものは「着心地」「見栄えする出来上がり」「プロとしてのご提案」だとしている。

コナカのイメージキャラクターである松岡修造さんは「フィンテック、ドローン、自動運転、世の中が、ものすごいスピードで進化しています。」「コナカさんの画像採寸も、すごいことになっていますね。」「DIFFERENCE業態から始めるそうですが、これから先、どんなことになるのか本当に楽しみです。僕も、画像採寸でワイシャツも作ってみよう。コナカの新しい試みを、僕は本気で応援しています!」とコメントしている。

コナカのイメージキャラクター 松岡修造さん

DIFFERENCEのコンセプトは“パーソナライズ”。専用アカウントを作ることで、店舗訪問予約や購入データ・採寸データの閲覧が可能になり、2着目以降は利用者自身のデータ操作によってアレンジしたり、様々なオプションを組み合わせ、オリジナルのスタイルを作ることができるとしている。

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