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使いやすくなったキングジムの「デジタル耳せん」
2018年10月10日 17:33
周囲の環境騒音をカットする一方で、人の呼びかけ声などは聞き取ることができる「デジタル耳せん」の新モデル「MM2000」が、キングジム(KING JIM)から11月9日に発売される。価格は8,500円。
デジタル耳せんは、ノイズキャンセリング技術によって乗り物内の騒音やエアコンの空調音など300Hz以下の騒音をカットする一方で、通常の耳せんでは遮音されてしまう呼びかけ声やアナウンス、着信音などは聞き取ることができる。
デジタル耳せんで採用している高精度アクティブノイズキャンセリング回路は、イヤホンに内蔵された小型のマイクロホンで周囲の環境騒音を収音し、マイクで拾った騒音とは逆位相(逆向き)の音波を発生させて、騒音を相殺する仕組みとなっている。
従来製品の「MM1000」では本体とケーブルは別になっていたが、新製品の「MM2000」では本体をケーブル一体型とし、また絡まりにくいファブリック製のコードを採用したことでより使いやすくなっているという。騒音のカット率は約95%となっており、MM1000の約90%よりも向上している。
バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、USB充電に対応。充電時間は約3時間。1回の充電で約50時間使用できる。また、IP52相当の防塵・防滴設計で汗に強く、砂埃が多い環境での使用にも配慮している。
サイズはコントローラー部が約13×50×7mm(W×D×H)、バッテリー部が約14×52×8mm(W×D×H)、重さは約17g。ケーブル長は約54cm。付属のUSBケーブルはA-microBタイプとなっている。