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破格の49880円で妥協なし 小型・軽量化XRグラスの決定版「VITURE Pro 2」を試す

VITURE Pro 2

最近注目を集めているスマートグラス。用途に応じてさまざまな種類がある中で、筆者が愛用しているのが「ARグラス」「XRグラス」とも呼ばれるサングラス型のディスプレイ搭載スマートグラスです。パソコンやスマートフォンと組み合わせて使うことで、目の前の空間に大画面を映し出せるのが特徴。テレビもモニターもない場所で「どこでも大画面」が手に入るので、動画やゲームといったエンタメはもちろん、仕事でも活躍します。

サングラス型のスマートグラスはいくつものメーカーから発売されていますが、その中でも大手のVITUREが最新モデル「VITURE Pro 2 XRグラス」(VITURE Pro 2)を8月20日に発売しました。

最大の特徴は49,880円という価格設定。サングラス型スマートグラスは6万円、7万円という価格が多いのですが、5万円を切ったことでぐっと手に取りやすくなりました。低価格なだけでなく小型・軽量で装着しやすいという点に加えて、VITUREならではの充実した周辺機器も魅力の1つです。

サングラス型スマートグラスに魅了され、職場はもちろんカフェや新幹線でも積極的に装着して活用する愛好家の筆者が、VITURE Pro 2の使用感をさまざまな周辺機器とともにお伝えします。

VITUREならではの高輝度や視力調整を備えつつ小型・軽量化

VITURE(ヴィチュアー)は、2021年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したXRブランドです。「モバイルエンターテインメントの体験を再発明する」という理念のもと、XRグラスを中心に周辺機器やソフトウェアを展開しています。

そのVITUREが5周年の節目として、「テレビやモニターがなくても、どこでも大画面」という創業時のコンセプトで投入したのがVITURE Pro 2です。本体重量は約63gで、前モデルからフレームを16%薄型化し、重量も20%軽くなりました。付属のUSB Type-Cケーブルでパソコンやスマートフォンと接続するだけで、4m先に146インチの大画面を表示できます。

VITUREならではの特徴が、視力に合わせて調整できる左右独立の近視調整ダイヤルです。左右それぞれのダイヤルを回して0〜−5.00Dの範囲でピントを調整できます。普段から眼鏡をかけている人がサングラス型スマートグラスを使う際は、眼鏡と一緒に装着するか度付きレンズ用のインサートを用意する必要がありますが、視力が範囲内に収まるのであればこうした眼鏡やインサートは不要です。

左右独立の近視調整ダイヤルを本体上部に搭載

ディスプレイはマイクロOLEDパネルを搭載。解像度は片目1,920×1,080ピクセル(両目3,840×1,080ピクセル)、視野角は50度です。輝度は最大1,600ニトと非常に明るく、VITURE史上もっとも明るいディスプレイとされています。また、低ブルーライト、フリッカーフリー、低視覚疲労に関するSGS A+アイケア認証を取得、長時間使用した際の目の疲れにも配慮しています。

左右テンプル部分にスピーカー

さらに新世代の光学技術「UltraClarity 3.0」を採用。画面の中央だけでなく周辺部まで鮮明に見える「エッジ・トゥ・エッジ」の見やすさを実現したとしています。

装着面では3サイズが付属するノーズパッドで合計7ポジションの調整に対応するほか、左右のテンプルもそれぞれ3段階で角度を調整できます。この3段階調整テンプルは、これまで上位モデルの「VITURE Luma Ultra」「VITURE Beast」にしか搭載されていなかった機構で、VITURE Pro 2で初めて標準になりました。

右側にUSB Type-Cポート。付属のケーブルでパソコンやスマートフォンと接続する

本体にはパソコンやスマートフォン接続用のUSB Type-Cケーブルに加えて、周囲の光を遮断するレンズフード、本体とケーブル、レンズフードをまとめて持ち歩ける収納ケースが付属します。なお、レンズフードはデザインが異なる2種類のうちいずれか1点がランダムで同梱される仕様です。

付属のレンズフード
レンズフード装着時

収納ケース
ケーブルやレンズフードなど一式を収容できる

装着の負担を感じない軽さ 視力調整機能で眼鏡も不要

基本的な使い方は外部ディスプレイと変わりありません。USB Type-Cの映像出力に対応したパソコンやスマートフォンと接続するだけでディスプレイとして認識され、装着すると目の前に画面が表示されます。電源も接続したパソコンやスマートフォンから供給されるため、ケーブルで接続するだけですぐに使い始められます。

ケーブルで接続するだけの簡単設定

装着して驚いたのはその軽さ。ディスプレイや電子部品が搭載されているため普通の眼鏡に比べると重いことは重いのですが、それでもこれまでサングラス型スマートグラスで感じたずっしりとした重さはなく、周囲を見渡すように顔を動かしても負担を感じません。

筆者は普段眼鏡をかけており、度付きインサートなどを使わないと画面がぼやけてしまうのですが、VITURE Pro 2の近視調整ダイヤルで左右を調整すると眼鏡がなくてもはっきり画面を表示できました。筆者は左右で視力が大きく違うので、左右それぞれで調整できるのも嬉しいポイントでした。

サングラス型スマートグラスで仕事をしていると、周囲から試してみたいと声をかけられることもあるのですが、知人や同僚に貸し出す時もダイヤルを回すだけでその人の目に合わせられるのは魅力です。家族や友人と1台を共有する使い方とも相性がいいでしょう。

なお、調整範囲に収まらない人のためにインナーグラスも別売されており、度数などの情報を入力することでオンラインから購入できます。なお、発送は海外からとなるため、届くまでに約2週間ほどかかります。

インナーグラス
インナーグラスの装着イメージ

最大1,600ニトの輝度も非常に明るく、室内で最大設定にするとまぶしく感じるほど。気温30度を超える晴天の屋外で装着してみましたが、輝度を最大にしなくても十分に明るく画面を認識できました。映画やゲームにじっくり没入したいときは付属のレンズフードを取り付けて周囲の光を遮断できますが、屋外でもフードなしで画面が視認できる明るさがあるため、普段は身軽なまま使えます。

晴天の屋外でも十分に認識できる明るさ

外部ディスプレイとして認識されるので、画面の複製や拡張といった設定にも対応します。Windowsであればパソコンの画面を表示せずVITURE Pro 2だけに画面を表示する設定も可能です。

カフェや新幹線などで作業するときも、周囲から画面を見られることなく安心して作業できるため、セキュリティ対策としても有効です。

なお、Macはパソコン画面をオフにする設定はありませんが、VITURE Pro 2を拡張ディスプレイにすることで、VITURE Pro 2だけに作業画面を表示してパソコン画面には何も表示しない、という使い方が可能です。

Windowsはセカンドディスプレイのみ表示でパソコンの画面には一切表示せず作業できる
Macは拡張ディスプレイ設定で作業そのものはVITURE Pro 2に映し出せる

操作もシンプルで、本体左側の「L1」ボタンと「L+」「L-」の計3つのボタンで設定を変更します。L1は1回押しで明るさと音量を切り換え、L+とL-で調整します。L1の2回押しでカラーモード、3回押しで視軸補正モード、L1を長押しすると3D表示モードに切り替えが可能。覚えるべき操作が少ないぶん迷うことがなく、ボタンを押す回数も少なくてすむため、すぐに操作体系を把握できました。

**〔要確認:モード名がレビュワーズガイドに記載されていないため、正式名称の確認をお願いします**

操作ボタン

「小型軽量」という最大の魅力

5万円を切る低価格を実現するため、VITUREの上位シリーズと比較すると省かれている機能もあります。その1つが画面を空中に固定できるDoF(Degrees of Freedom、自由度)という機能です。VITURE Pro 2はDoFには対応しないため、顔の動きに合わせて画面が移動します。また、画面の解像度は1,920×1,080ピクセル、サイズも1種類のみで、画面サイズを大きくしたり、解像度を変えてワイドディスプレイ表示するといった機能は備えていません。

筆者は普段、3DoF対応製品で画面を空間に固定して使っているため、VITURE Pro 2を使い始めた当初は違和感がありました。画面が顔の動きに追従するため、画面隅の通知を確認しようと顔を動かすと、画面もつられて動いてしまうのです。しかし使っているうちに慣れてきて、顔を動かさず視線だけで画面の隅を見られるようになり、1時間も使わないうちに、ほとんど気にならなくなりました。

また、パソコンなどの作業は画面固定も便利ですが、ゲームや動画を楽しむ時は、自分の姿勢にかかわらず画面が追従するほうが使いやすいです。

思わず体が動いてしまうアクションゲームなどは、画面固定だと視点と画面がずれてしまいプレイに困ることもあります。1週間以上、仕事やゲームに使ってましたが、小型軽量で装着感が高いことがVITURE Pro 2の大きな魅力です。各種アイケア認証を取得していることもあってか、長時間装着していてもさほど目が疲れずに利用できました。

Nintendo Switch 2も楽しめる充実のゲーム対応

冒頭で紹介したとおり、周辺機器の充実もVITUREならでは。特にゲーム機との連携が充実しており、Nintendo Switch/Switch 2の表示に対応した「VITURE Pro モバイルドック」や、ゲームの周辺機器メーカー8BitDoとコラボしたコントローラ「VITURE x 8BitDo Ultimate 2C Bluetooth コントローラー(Switchレイアウト)」、スマートフォン用コントローラ「VITURE x 8BitDo Ultimate モバイルゲームコントローラー」などをラインアップしています。

接続イメージ

Nintendo Switch/Switch 2はディスプレイの映像出力が独自仕様のため、VITURE Pro 2を含む外部ディスプレイと接続しただけでは映像が映りません。VITURE Pro モバイルドックは容量13,000mAhのモバイルバッテリー機能に加えて、Nintendo Switch/Switch 2の映像出力に対応しています。

映像出力のUSB Type-Cは2ポートを搭載しており、VITUREシリーズを2台使ったローカル対戦や協力プレイも可能。HDMI入力端子(HDMI 1.4、最大1080p@60Hz)も搭載しているため、PS5やXboxといった据え置きのゲーム機を接続することもできます。

VITURE Pro モバイルドック

利用の際はゲーム機とVITURE Pro モバイルドックをUSB Type-Cケーブルで接続し、ディスプレイマークのついたUSBポートにVITURE Pro 2を接続します。筆者はNintendo Switch 2で試しましたが、VITURE Pro モバイルドックとSwitch 2を接続するとSwitch 2の画面が消え、VITURE Pro 2に画面が切り替わります。

左からHDMI入力ポート、充電を兼ねるUSB Type-C入力ポート、映像出力のUSB Type-Cポート×2

画面も鮮やかで音質も良く、ゲームに集中できます。Switch 2は7.9インチと従来モデルよりも大きなディスプレイを搭載していますが、100インチ以上の大画面で没入してプレイできるのは遊びやすさも爽快感も段違い。ゲームをプレイするためにリビングでテレビの前に座る必要もなく、ベッドに寝転がったままでもゲームが楽しめます。

なお、VITURE Pro モバイルドック経由でSwitch 2を利用する場合、Switch 2はテレビモードとして動作します。そのためコントローラは本体に装着したままでは操作できず、本体から取り外して使う必要があります。取り外したコントローラはNintendo Switchシリーズに同梱されているグリップに取り付けて使えますが、毎回着脱する手間を考えると、VITURE Pro 2でゲームをプレイする頻度が高い場合は別途ゲームコントローラを用意すると快適です。

VITURE x 8BitDo Ultimate 2C Bluetooth コントローラー(Switchレイアウト)は、ゲームコントローラで定評のあるゲーム周辺機器メーカー8BitDoとコラボしたゲームコントローラです。任天堂純正の「Nintendo Switch Proコントローラー」に似た形状ですが、通常のボタンに加えて好きな機能を割り当てられるバンパーボタンが用意されており、右側のボタンを左側に設定して片手で操作など好きなカスタマイズが可能です。操作感も良く、カスタム性なども含めてVITURE Pro 2を使わずSwitch 2単体で遊ぶ時でも魅力的な製品です。

VITURE x 8BitDo Ultimate 2C Bluetooth コントローラー(Switchレイアウト)

VITURE Pro モバイルドックをSwitch 2の背面に固定できるモバイルドックカバーも別売されています。前述の通りモバイルドック利用時はコントローラを取り外す必要があるため、基本的にSwitch 2本体はテーブルに置きっぱなしにはなるのですが、ケーブル周りをすっきりと整理するのに便利です。

モバイルドックカバー
モバイルドックカバーを組み合わせたところ

アダプターの併用で長時間の利用も対応

VITURE Pro 2はバッテリーを内蔵せず、接続した機器から給電される仕組みです。グラス側を充電する手間がない一方、ゲーム機やパソコンなど接続している機器のバッテリーを消費します。長時間の利用であれば、前述のモバイルドックのほか、別売の「USB-C XR充電アダプター Ultra」がお勧めです。

USB-C XR充電アダプター Ultraは、グラスに接続したままスマートフォンやパソコンへの給電を続けられるため、別途電源やモバイルバッテリーを用意すれば、長時間の利用時も安心なほか、モバイルドック同様にSwitch 2とVITURE Pro 2を直結できます。ケーブルは着脱式で、収納ケースにグラス・ケーブル・レンズフードをまとめて収納することもできます。

USB-C XR充電アダプター Ultra

また、11月にはVITURE Pro モバイルドックの新モデル「VITURE モバイルドック Mini」が発売予定です。従来モデルから34%小型となり、重量も249gと30%の軽量化を実現しながら、前モデル同様に2台への映像出力に対応。価格も21,800円から16,800円へと引き下げられました。小型・軽量化のためバッテリー容量は10,000mAhとなりましたが十分に大容量で、着脱式アダプターを取り外せば単体のUSB-Cハブとしても使えます。

VITURE モバイルドック Mini

妥協なき「どこでも大画面」をお手頃な価格に

明るい日中でも利用できる高輝度ディスプレイ、画面の隅まで見やすいUltraClarity 3.0、そして左右独立の近視調整ダイヤル。VITUREならではの特徴を詰め込みながら、63gという小型・軽量も魅力なVITURE Pro 2。5万円を切る低価格も魅力で、サングラス型スマートグラスの入門機としてはもちろん、仕事にもゲームにも活用できるパフォーマンスの高い1台です。

筆者が仕事でサングラス型スマートグラスを装着している時に、興味は持ってもらえるのですが、価格を伝えると尻込みされてしまう、ということはよくありました。しかしVITURE Pro 2なら充実の機能と価格帯で、周囲にも勧めやすくなったと感じます。

サングラス型スマートグラスの普及はまだ始まったばかり。一度あの大画面を体験してしまうともう手放せなくなるほどの魅力が詰まっています。愛好家の一人として、VITURE Pro 2のように使いやすく低価格な製品が登場したことで、「テレビもモニターもいらない、どこでも大画面」という体験がより多くの人に届くはずと期待しています。

ぜひ一度、この軽さと大画面を試してみてください。

なお、期間限定でImpress Watch専用の10%OFFクーポンを用意しています。この機会にVITURE Pro 2に触れてみてはいかがでしょうか?

VITURE Pro 2 XRグラス 10%OFFクーポンコード
・クーポンコード:IMPRESS08

・有効期限:9月30日(水)まで
販売サイト:
・VITURE公式サイト(10%OFFが自動適用されます)
https://viture.us/Impress08
・Amazon(決済時にクーポンコードをご入力ください)
https://link.amazon/B07TwjkVS

【対象製品】
・VITURE Pro 2 XRグラス
・VITURE モバイルドック Mini
・USB-C XR充電アダプター Ultra
・VITURE Pro 2 専用レンズフレーム

※ほかの特典やクーポンとの併用はできません。
※一部製品は、現在公式サイトにて予約販売を受け付けております。Amazonでの販売は後日開始予定です。
※Amazonでご購入の際は、ご注文を確定する前に割引が適用されていることを必ずご確認ください。