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休日のおでかけに便利な小さめバッグ 機能性も豊富なオススメは?

PCや書類などが入るビジネスバッグは休日のおでかけに使うには大きすぎるし、カジュアルな服装に合わせにくい。できればふだん持ち歩く財布やスマホ、ペットボトル・マイボトルなどを収納できて、自分に合った小さめのバッグが欲しい、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、多種多様なバッグを豊富に取り揃えるハンズ新宿店のバッグ担当・河野輝さんに、小さめバッグのトレンドやおすすめの商品を聞いてきました。

「小型バッグは休日のおでかけのほか、旅先での街歩き用などで購入される方が多いです。基本的には最低限のものが持ち歩ける容量のバッグを選ぶ方が多いですが、ポケットの数や撥水・防水機能、スキミング防止機能や刃物での切り裂きを防ぐ丈夫な素材など、機能性や安全性も選びのポイントになっています」

ハンズ新宿店 バッグ担当 河野輝さん

最近は男性でも必要最低限の荷物が増えているため、ミニバッグよりも一回り大きなバッグへのニーズが高まっているそうです。

「以前は、必要最低限の荷物はポケットに入れて手ぶらででかける方も少なくなかったと思いますが、ここ数年はスマホが大型化している上、折りたたみ傘やマイボトル・ペットボトルを常備する方も多く、ほどよい容量のバッグをお求めになる方が増えています。それに合わせてメーカー側も極端に小さいバッグよりも、一回り大きいバッグに力を入れているように感じます」

ハンズ 新宿店 バッグ売場

選ぶならやっぱりジャパンメイド 価格もお手頃!

ここからは、昨今のお客様のニーズに合わせて選んだおすすめのバッグを紹介してもらいましょう。

最初に紹介してくれたのは、軽さを追求しながらもファッションに自然に馴染むシンプルなデザインを目指したジャパンメイドブランド、CIE(シー)の「グリッド3 ボトルショルダーバッグ」です。

CIE ショルダーバッグ グリッド3 ボトルショルダーバッグM(13,750円)

「防水性や耐久性を兼ね備えながらも超軽量なのが『グリッド3』の特徴です。このモデルはボトルホルダーが前面に付いているので出し入れしやすく、メッシュ素材で底にも結露した水がたまらない構造になっているので、冷えた飲料でもバッグを濡らすことなく持ち歩くことができます。CIEオリジナルのポリカーボネイト加工を施した素材を採用し、優れた防水性と耐久性を発揮。ライトグレーのほか、ブラック、オリーブ、ネイビーグレーと、ミリタリーウェアをモチーフにしたカラーバリエーションも魅力です」

ボトルの太さに合わせて調整できるベルトを備えたボトルホルダー
バッグ内にはメッシュポケットが2つある

サイズは250×180×80mm(幅×高さ×奥行)、重さは230g。高密度で織られたミリタリーライクなナイロンテープを採用していて、ショルダー部分は物を引っかけることができるウェービング仕様になっているのもポイントです。

シンプルで本質的なものづくりを追求し、余白の美しさや機能性を兼ね備えたデザインを得意とするスタンダードサプライの「ウィークエンドショルダー」は、トレンドに左右されずに長く愛用できる国産モデルです。

スタンダードサプライ MATTEウィークエンドショルダー(17,600円)

「本体には500デニールのコーデュラナイロンを採用しているほか、内側には耐水性のあるウレタンコーティング加工を施していてペットボトルも横向きにすっきりと収まるなど、素材やサイズ感にもこだわっています。このサイズでもショルダーパッド付きで、またストラップを外してポーチになるなど、様々な使い方ができるバッグです」

メインスペースの前面には仕切りポケットとキーストラップを装備
ショルダーパッドは肩への負担を軽減するためにクッション材を入れて補強

サイズは260×160×70mm(幅×高さ×奥行)、重さは260g。止水ファスナーを採用していたり、メインスペースの背面にホックで留められる仕切りポケットが付いていたりと、細部にまでメイド・イン・ジャパンのこだわりが見られます。

収納力の拡張やスキミング防止と機能充実のモデルも

続いて紹介するのは、シムクリアの「TSUNAGU BAG CROSS Uni TSB25」。ボディ素材に軽くてタフなコーデュラ1000Dを採用したモデルで、歩く、しゃがむ、少し走るといった日常動作の中でも身体に自然に沿い、動きをジャマしないバッグです。

シムクリア TSUNAGU BAG CROSS Uni TSB25(13,200円)

「一番の特徴は、小型ながら拡張できるところです。サイドベルトの調節で拡張でき、荷物を入れたらベルトを引っ張って体にフィットさせることができます。折りたたみ傘を持って行くときは拡張する、ペットボトルを飲み終わったら収納してスリムにする、といった使い方ができてとても便利。本体の両脇にはサイドポケットがあり、カギやワイヤレスイヤホンなど、荷物に埋もれがちなものを収納できます」

体に当たる部分はメッシュ素材に。スマホを楽々出し入れできるファスナーポケットも
サイドベルトの調節で拡張できるフロントポケットは500mmのペットボトルも余裕で収納

サイズは350×150×75mm(幅×高さ×奥行)、重さは420g。コンパクトながらしっかりとマチがあり、収納性や取り出しやすさにも配慮。ウエストバックにもボディバックにもなるので、好みで使い分けることができます。

次に紹介するノルディスの「クロスボディバッグ」は、必需品をすぐに取り出せる万能なデイリーバッグ。サングラス専用スペース、貴重品のための隠しポケット、ペンループ、RFIDブロッキングカードスロットなどがあり、あらゆる小物をきれいに収納できるのが魅力です。

Nordace(ノルディス) Siena Pro クロスボディバッグ(9,240円)

「機能が盛りだくさんのバッグですが、一番の特徴はスキミング防止機能付きのカードケースを搭載しているところです。伸びるタイプのキーホルダーやペンホルダーが付いているほかポケットもたくさんあるので、ものを探すのに時間や手間を取られたくない方におすすめ。マグネットで開閉する前面のポケットは入れたものが傷つきにくい裏地を使っているので、サングラスやスマートフォンをそのまま入れても安心です」

裏面のファスナーポケットとカードポケットはすぐに取り出したい大事なものを入れるのに便利
スキミング防止のRFIDブロック機能を搭載した4枚収納のカードスロット

サイズは215×175×100mm(幅×高さ×奥行)、重さは460g。細かな荷物が多くていつも中がごちゃごちゃしてしまう、という方に最適です。

用途が幅広く、素材や加工にこだわったショルダーバッグ

ここからはもう一回り大きめのバッグが登場。ハンズオリジナルの「ガッドワーク レザーショルダー」は、革好きにはたまらないアイテムです。

ハンズオリジナル ガッドワーク レザーショルダー(24,000円)

「姫路レザーを使用した光沢感のある国産ショルダーバッグです。シンプルなデザインですが、ネイビー、ブラック、ブラウン、グレーの4色展開なので、色で個性を出すことができます。A4サイズが入るゆったりサイズで、フラップにはばたつき防止のマグネットを搭載。内側にはファスナーポケットや携帯用ポケットが付いています」

正面、背面には収納に便利なファスナーポケットが

サイズは320×250×60mm(幅×高さ×奥行)、重さは790g。長く使って革ならではの経年変化も楽しめそうです。

次に紹介するコールマンの「アメリカンクラシックショルダー」は、アウトドアブランドならではのタフさが魅力。とても軽量で機動性も抜群です。

コールマン アメリカンクラシックショルダー(5,830円)

「引き裂きに強く耐摩耗性に優れた500デニールのコーデュラ生地を採用したカジュアルなショルダーバッグです。容量も大きめなので、休日はもちろん、キャンプや旅行でのセカンドバッグとしても役立ちます。水をはじき、汚れが付きにくいテフロン加工が施されているので多少の雨でも安心。天気を選ばず、気軽に使えるバッグです」

背面にも大きなポケットが
小物が整理しやすい内部ポケットもある

サイズは約290×200×110mm(幅×高さ×奥行)、重さは約240g。出先でちょっと荷物が増えそうな時にも頼りになります。

PCまで収納可能! ビジネスにも使えるコンパクトバッグ

続いては、ミニマムなビジネスアイテムまで収納できるモデルをピックアップ。多目的なスリングバッグ、エアーの「Tech Sling3」は防水性と強度に優れた軽量モデルです。

エアー Tech Sling3(25,300円)。トップ部分には小物用のクイックアクセスポケットが

「本体には強度に優れた1680デニールのコーデュラバリスティックナイロンを、フロント部には防水性に優れた840デニールナイロンのコーティングファブリックを使用しています。14型PCが入るパッド入りのPC用ポケットや、ギアを収納できる複数のポケットを搭載。左右どちらでも使えるリバーシブルのショルダーストラップも特徴のひとつです」

パッド入りショルダーストラップは左右どちらでも使える仕様に。掴みやすいトップハンドルも便利
ダブルジップで大きく開くタイプ。ポケットも充実していてきれいに収納できる

サイズは約380×260×100mm(幅×高さ×奥行)、重さは約590g。PC1台で仕事が成り立つ人なら、ビジネスでも使えそうです。

最後に紹介するのはニードの「ハイブリッド スリングバッグショルダーバッグ」。形や持ち方を変えることができる、ユニークなつくりに注目です。

ニード ハイブリッド スリングバッグショルダーバッグ(21,780円)

「ショルダースタイルでは14型PCが収納でき、ショルダーストラップの取り付け位置を変えるとトートバッグに変形して、16型PCを収納できるサイズまで広がります。容量はスリングモードで7.5L、トートモードで10Lなので、荷物に合わせてトランスフォームが可能。このほか、ショルダーストラップを使ったギミックがいろいろあるので好みのままにスタイルチェンジを楽しめます。体にぴったりつけてメッセンジャーバッグのように使う時は、マグネット式の開閉バックルで簡単に脱着できるのもポイントです」

フラップ部分をのばしてストラップを付け替えればトートバッグに
背面には貴重品を収納することを想定してジッパー式の隠しポケットをレイアウト
ショルダースタイルでは14型のPCを収納可。PCポケットには傷防止のためのやわらかな素材を採用し、固定ベルトも搭載
たくさんのギミックがあり、ストラップの付け替えで様々な形にトランスフォーム

サイズは410×300×130mm (幅×高さ×奥行、トートモードでは高さ370mm)。メインコンパートメントはマグネット開閉式のフラップを採用し、フロントの隠しポケットにはキーワイヤーを装備するなど、使い勝手も考えてつくられています。

ペットボトルホルダーを併用すればバッグ本体は小さくて済む

「おでかけ時はなるべく荷物を少なくして軽快に歩きたい」という方はペットボトルホルダーを組み合わせるのもおすすめだと河野さん。

「ペットボトルを収納できる容量まで確保するとバッグはどうしても一回り大きくなってしまうので、ペットボトルはバッグに入れずに、スナップギアの『カラビナボトルホルダー』を使うこともご提案しています」

スナップギア カラビナボトルホルダーS(1,397円)。なお、ペットボトルの形状によっては使用できない場合がある

「カラビナとペットボトルホルダーが一体になった商品で、袋状のホルダーよりも省スペースでバッグに取り付けることができます。使わない時はバッグにしまっておいて、必要な時だけ使えるのも便利です。全10色のカラーバリエーションがあり、シックな色から明るい色まで揃っているのでファッションの差し色としても使えそうです」

これを使えば、選ぶバッグのサイズ感も変わってきそうですね。

今回ご紹介したもの以外にも、小さめバッグは各メーカーから様々なモデルが発売されています。常に持ち運ぶものを考えて容量を選び、機能性もチェックしながら自分のスタイルに合ったバッグを見つけてください。

ハンズ新宿店(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2タイムズスクエアビル2~8階)

なお、記事内の価格は取材(9月22日)時点のものです。店舗により取扱商品は異なります。

中野悦子